絶望の裏にあるもの

(「これだ!」ていうタイトルが思いつかなかったので、いずれ変えるかも)


あるところに、どうしようもない女性がいます。

共に寝た男性の人数は、星の数とも知れません。

ものすごい依存体質で、優しくしてくれる人には異様に執着します。
1日に20本メールを送り、かつ電話を4本はかけ、そして深夜の2時を過ぎても延々と通話するなど。

内容は愚痴だけ。
成長する気がないので、カタルシスへ向かう過程としての愚痴ではありません。
本当に、愚痴と文句を垂れ流しているだけ。

お仕事は一応されているのですが、その他の時間はほとんどをこのように過ごされています。

父親を特定できない息子さんが、現在4人います。

でもまだ産みたいらしい。

 

……ええ、ええ。

聞きながら震えましたよ……
本人の話だけでも「ほげぇ」なのに
子供って!! 子供どうなっちゃうの!? って。

生きるだけで大変な今の世の中に、被害者を増やさないで……!
しかも4人も……!! って。

が、しかし。

 

どうもこの子達、こんなどうしようもないお母さんを助けるために生まれてきたっぽいのです。

(゚Д゚)

 

しかも、4人いるのも、1人ではあまりにも手に負えないから、協力し合うために兄弟となることを選んだみたいなのです。

(゚Д゚)

 

こうなると、話が180度変わってきますよね。

被害者だなんてとんでもない!
彼らは英雄だ。

しかも、4人も……!!

 

……まあ、生まれてくる目的って、生まれると忘れてしまうので、ここから被害者に堕ちてしまう可能性は、否定できないんですけども……。
生育環境として不適切なのは間違いないし。

潜在的な理想が高すぎると、現実とのギャップを埋められなくて、現実逃避で堕落一直線……にもなりやすいですから……

もしかしたら、このどうしようもない女性すらも、そうかもしれないのですし。
……というか、多分、実際にそうなのです……

“どうしようもなく、誰も手がつけられない人”の中に、偉業を成し遂げる可能性が見えること、本当に多いのです……

盤石さという素質は、何にも負けていられない英雄には必要な要素ですから。

それが我欲や恐怖の方向に貫き通されると、“どうしようもない”“誰も手がつけられない”になってしまうんですけどね……

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