心を持たない人間

心を持っている人、持ってない人、持っているけど……

持っているけど
損ねてしまった人、
育ててない人、育てられない人……

心がない理由は
単純な「ない」に限らず
様々ないきさつがあるのでしょう

あと、心を持ってはいる、特別小さいということもないけれど
それが伝わりづらい人というのもいるね
内面と表に出るものの連動が弱いのね

小さかろうとも心(の器)があるのなら、
取り戻したり、育て直したりということは可能なはずで、
そのためにはどういう働きかけが有効なんだろう

おそらく必須になるのは「深い気付き」で、
まずはそれを受け止める知性と寛容性が本人の中に必要となるのかな……?

気付くまでの過程も、気付いてからも、そしてそこからある程度進む期間も
傷つくことを避けるのが難しい場合もあるから、環境としての安心安全も重要かもしれない
気付くことは、傷つくことにもなりがちだ……

本当に気付きが成されれば、そこで得られる答えは誰も傷つけない優しいものなのだけれど
進む道のりは、どうしてもね……

ろくな防寒具もないまま外に出て、冷たい空気に耐え嵐に怯えながら
次の安全地帯を目指すようなところがある
行先は今までの居場所よりも温かく、そして強固で、安心できる場所なんだけれど
そこへどのくらいでたどり着けるのか、本当にたどり着けるのか、そもそもそんな場所が存在するのかはたどり着いてみるまで全く分からない

脆弱な場所でも雨風がしのげるぶん外よりはずっとマシなので、現状維持から踏み出すことは本当に難しい

タイトルとURLをコピーしました