察する運用イクナイ


察する系の、めっちゃ親切な人がいて……
「あんたも気ィ使いなさいよ」はしてこなかったし
本当に親切であったとは思う(今でも思ってる)んだけど、

相手の需要を確認しないからありがた迷惑なところも
 かー なーー りーーー
あって…………

受け取れる&受け入れられるところはありがたくそうしていたのだけど
かえって困る、断りたいことも少なからずあったのでした。

やんわり断っても押し付けてくるから
ハッキリ断るんだけど、
そうすると機嫌を悪くするという感じで
ちょっと困ってた……

ある時、いつものそんなやりとりの末に
『どうかもう、放っておいて下さい』とお願いしたら
「分かった!!もう、何もしなけりゃいいんでしょ!!!」と分かりやすくブチ切れられて

『この人と仲良くやっていくのは無理だな』

って諦めて、
それ以来、お互い必要最低限以外では口をきくこともなくなりました

わたしの言い方に配慮がまったくなかった、
ため息まで混ぜちゃったから
そこは反省点なんだけど……

それまでに『もういい加減にしてくれ』って
辟易としていたのがあって、
次の予定が詰まっていて急いでいる状況だったのもあって

そして何より
こちらを馬鹿にしたというか
わたしにはわたしの価値観や考えがあるってことを無視したうえでの親切を被せてくるのが嫌で……

「それじゃダメに決まってじゃ~ん!」

って決めつけながら笑いながら
「(ホラ早く受けとんなさいよ)」
してくるのが……

「受けとんなさいよ」と表現すればかろうじて親切なんだけど、
実質「こっちの言う事聞きなさいよ」だったから……
いつも いつも

受けられるご親切はありがたくいただくけど、
わたしの判断にもそれなりの理由がある場合だってあるわけよ
その基準を満たさないご提案は受け入れられない受け入れたくないわけよ

そして、そういった説明をできる余裕がいつもあるわけではなく……

ここで押し付けられたのはバッグでした

出先で荷物の増える見込みがあった日に、わたしの持っているバッグを見て
「それじゃ入りきらないでしょ、ホラ、貸してあげるよ」って
折りたたみのバッグを差し出してくれました

ご親切はありがたかったけど、
増える予定の荷物は何度も詰め込んでるものだから入りきることは分かってたし
こちらのバッグは帆布で頑丈だったけど相手さんのはペラペラ生地だったから物を入れるのは不安があったし
あと……デザインがあまりにも趣味に合わなすぎて、身に付けるのはちょっと……嫌だなって……
それで断ったんだけど「無理でしょ!ホラ、ホラ」って平行線で

次の予定に向けてさあ出かけるぞ、遅れないようにね ってタイミングだったから説明するのは難しかったにせよ、
借りるだけ借りて使わなければ良かったのでは……とは、後で思った……
しかし『またこのパターンかよ』って辟易していたのがあって、そこまで頭回らんかった……ホンッッットうんざりしてて……

とはいえ『放っておいて下さい』を言うときむっっっっっちゃ眉間にしわ寄せてため息付きになってしまったのはいかがなものかと自分でも思う……


まあそんな感じで
配慮できるだけの余裕をつくれなかったのでしたという
言い訳

相手の人は
「気ィ使いなさいよ」はしてこなかったけど

「人から親切にされたら (何がなんでも) 受け取りなさいよ!」

という価値観はかなり強い人だったから、
そりゃまあ……怒るね……

(怒らせるのが悪いとは思ってないけど)

(そもそも、怒らせるのが悪いなら先に怒った(怒らされた)のはわたしの方なのだし)

わたしは親切は
『受け取るに超したことはないけど、
「なにがなんでも」はかえって良くない』
と考えている

断る自由はあるべきで、
どうしてもな事情がない限りは
それぞれの意思と領域を尊重するのがいいと思ってる

その結果失敗することになったとしても、
致命的なことでなければ別にいいんだしさ

お互いに不可侵な領域があったうえで、
手を取り協力しあえたら素晴らしいよね

という考え方を否定することも含めて、
誰が何を信じどう動くのも自由である

だからこそわたしの方も、
好きな考え方を信じ自由に動くよ

わたしが必要としていない、断りたい、断ったことにより致命的な何かが起こるわけでもない親切を、断っても断ってもなお押し付けられるのはやっぱ嫌なのよ
それはこちらにとって、親切の善を打ち消すのに十分な侵害なのである

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わたしが話しかけなくなってからは相手も同じようにしていて、
向こうさんはこの行動について

「もうあんたと仲良くなんかしてあげない!!
親切になんかしてあげない!!!」

という攻撃心を含めてたみたいなんだけど

その意図は快くないものの、
拒絶していることについてはお互い様だから、まあ……

そして、
会話だけでなく顔を合わせることも減らし
同じ空間にいても意識からその人の存在を消すようにした結果わたしが感じたのは、

凹むどころか

『えっなにこれ……
めっちゃ快適……!(゚Д゚)』

でしたww

だってもう判断にいちいち水を差されることがないし
そのために観察されることもないんだものw

……いや、周りをよく見る人だったから、観察はされてたのかもしれないけどw
それで一挙手一投足を捕まえて、わざわざ言われることはなくなったから……

観察されてること自体も嫌ではあるけど
そこまではまあ、しょうがない
つい見てしまう人にやめろというのは無理な話だし、
わたしの言動がおかしくて目につくのも実際にあるのだろうから……

だけど、それをいちいち言われたり笑われたりするのは、さすがに……

「意外と髪長いんだね~」は普通だけど
「字ぃ細かいね」って日記書いてるときにチラ見でなく凝視されて言われるのは嫌だし
「すごい変な顔してるね~www」って笑ってくるのは……
変顔したいわけじゃ……なかったから…………

お互いに黙ることで
その人からの親切はなくなったけど、
それで困ることは……なく…………

嫌だったことが……なくなって……
超……ラク…………

ばーーーーっと想い出が駆け巡ってしまったけど、
要するに「(確認しない)察しすぎ」は要注意だよね、ってお話

相手の需要と合致していればいいけど……

人間はみんな違うから、なかなか難しいね

「外れるといい迷惑」ホントそう

親切心にあふれていることも
それを行動に移せることも、
そして周りをよく観察できることも
これら自体は長所なので、
トラブルにつながってしまうのは
もったいないですよね。

ご自愛しよう
そして相手も尊重しよう
確認しよう
言葉があるよ

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