優しさと暴力の共通点、境界線を超えること

優しさというのは境界線がない(薄い)こと、
自分の一部(~全部)を相手と共有すること

だとすると、

優しさを与えることは優しさだけれど
優しさを求めることは極論、略奪であり暴力である

与える優しさもときには暴力になる

優しさを与える、示すというのは
自身の領分を明け渡すことであると同時に
相手の領分へ踏み込むことでもある

相手が許容しがたい領域、準備の整っていない領域へ踏み込みすぎたならば
たとえ動機が親切心であったとしても
受け入れを強要するという暴力になりえる

ということから、

優しさと暴力は真逆のものに見えて
「相手に踏み入る」という点については同じであり
どちらに属するか境界線を引くのは実は難しい、
そう言うこともできる氣がしてきたのだ

悪意と共に行われる暴力は明確に暴力だけれど、

親切心と共に行われる暴力は
おこなっている本人の中では優しさそのものであり
暴力でありながら
暴力に分類されることはないから
難しいね

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