わたしはきっと、社会福祉に助けを求められない
先輩の家に移動し直してからは、
また体も動かなくなり、寝込むだけの日々に戻りました。
猫と、自然と離れた悲しさで、
起きている間のほとんどを泣いて過ごしました。
しかし、悲しい悲しいと被害者みたいなツラしてるけど、
そもそもそれらを得られたのは棚ぼたの幸運だし
そして手放した理由は自分の至らなさ情けなさ由来なわけだから……
さらに泣けた……
人様から恩を受けては仇で返していくばかりで……
金銭的のみならず、人間的にも落ちていく一方……
もうやだ……
もうやだ……
もうやだよぅ
その気持ちが消えることは未だないものの、
何もしなくてもいい穏やかな時間は確かに助けになってくれました。
数ヶ月の時間をかけつつも、
なんとか泣きやみ、
なんとか起き上がれるようになり、
なんとか活動できるようになり……
ある日、「よし」と気合いを入れて、
病院へ行ってきました。
なんで今さらなのかって？
苦手だからですよぅ!!!!! （；∀；）
あと健康診断では問題が出ないので
行くだけ無駄だと思ってた。
精神方面は薬飲むだけで治らないと思ってるし……薬飲みたくないし。
そこにお金、出したくなくて。
でも今回は、先輩の勧めもあり。
「どうか気を悪くしないでほしいのですが、
発達障害があると思います。
それも、年金が出るレベルの、重症な。
そうでなかったとしても、今のナツキさんにはサポートが必要ですよ。
生活保護を申請するなどで、一度立て直しを図るべきです。
とっくに精神的な限界を超えていることを、
病院に認めてもらいましょう。
そうすれば、生活保護の申請もしやすいですから。
国民の権利なんですから、必要なときには使いましょう」
……ずっと苦しかった、
楽しいときにも苦しさが一緒にあった、
会社を辞めてからもう４年近くになる、
いつも心にはお金の心配があって、
なんとかこらえて、なんとか対応して、いつもギリギリで、
でも、それももう、(一旦は) 終わりにできるかもしれない！！
否応なく、期待がふくらみました。
意識の飛びそうなしんどさをこらえながら、
病院へ移動して、調子の悪さを説明して、
貯金が残り4万円なことも
生活保護を申請したいことも
そうならないよう社会適応の努力をなんとかしてきたけど限界、
本当にもう限界、
どうか助けてほしい、ということも伝えて
帰ってきた返事は
「病院からできることはありませんね……
一応、お薬、出しておきますか？」
だった。
何を言われているのか分からなくて、
目が点になった。
あー
…………
そういえば、わたし、昔から、
最悪に調子悪くても元気にしか見えない人だったわ。
「これまで本当にいろいろ克服してきたんですね。
お話してれば分かりますよ」
そうですか。
なんか、もう、いいです。それで。
どうせなにもしてもらえないなら、
そこを汲んでいただけただけでいいです……
「あなたにできないわけがない、
本気出してないだけ、
追い込まれていないだけ、
社会福祉が必要な人じゃないでしょう」
って言われたこともあるわけで、
それよりずっと、ずーーーっとありがてぇお言葉ですよ。ええ。
せめてという感じで
「調子が悪いときは連絡してくださいね」と言ってくれたけど
そういうとき起き上がれねーよ声出ねーよ連絡できねーよ
つか病院まで移動できねーわバカ
完全に八つ当たりで、先生には申し訳ないけど……
心の中で毒づくことだけ、
どうか、許してほしい。
この先生には、この苦しみは、分からないんだろうなあ。
でもそれは、先生のせいというより、
わたしがそうとしか見えないのも大きいのだろうから……
病院を、医者を変えても無駄なんだろうな。
だってここ、「診療さえすれば診断がもらえる」って評判の医院だもん……
それはそれでどうかと思うけどｗ、
今のわたしは……わたしには……必要で…………
助けてほしかった。
助けになってほしかったよ……。
どうしよう。
どうしようかな。
先輩は
「まあ……
生活保護に、傷病は必須ではありませんから……」
って言ってくれるけど、
どうせそこでも認めてもらえないんじゃないの。
病院で取り合ってもらえなかったものを、
役所が認めてくれるとは思えないんだよね。
実際には、行ったら認めてもらえるのかもしれないけど、
もういや、もういやだ。
もう、「甘え」「怠け」扱いされたくない。
「やる気出してないだけ」
「働けるでしょ？」
「あなたには、支援なんか、必要ないじゃないですか」って、
言われるの、いやだ……
……いや、逆に、いいか。
うん、いい。
もう、それで、いいです。
わたしは甘ったれで怠け者でやる気なんかない、
支援なんかいらないのに支援にぶら下がろうとしている人間です。
なんの価値も生み出さずカネも払えない、
社会にとって生かす価値ナシの人間ですから、いっそのこと、
ひと思いに殺してくれませんかね？
仮に生活保護を支給してくれてもさ、
「自立支援」とかいって結局働かせようとするんでしょ？
ねえ、そういうのできない、やる気ない、どうしようもないひとってどうするの？
病気や障害もなく、老齢でもなく、
働く能力もあるのに働く意思のない人間ってどういう扱いをすることになってるの？
社会復帰の意思がない場合って、保護は打ち切るんだよね？
つまり「勝手に野垂れ死ね」ってことだよね？
でもさ、野垂れ死ぬための“野”がないんだけど？
どこもかしこも整備されてて誰かの所有物で、
どこで死んでも迷惑だよね？
人の手を煩わせたくないんだけど、最期くらいは。
未開の地とかに行ってみても結局は捜索とか回収とかされるわけで、手間はかえって増えるよねえ。
ねえ、人に管理されてない領域が許せないの？
だったら、管理してほしいなあ。
わたしの人生も、管理してほしいなあ。
生きられないから殺してくれよ。
安楽死制度くれよ。生活保護より安く済むよー！
“そのための”施設だったら、“片付け”させる申し訳なさも和らぐしさ。
苦しむのも嫌だから助かるし。
……てな感じで、まあ、荒れましたね……
でも実際、どうしようもないひとってどうするんだろう。
社会というのは「みんなで協力し合って生きていきましょう」という場だから、そこになんの貢献もしない (やむを得ない理由もない) 人間が弾かれるのは仕方のないことである、とは思うんですけども。
でもほっぽり出されることすら許されないじゃん……
荒野にほおり投げようにも荒野がない。
上の繰り返しになるけど、
どこもかしこも社会の内側ということになってて、
はみ出せる場所が……ない……
ちなみに病院では発達障害の話も出しましたが、
なんか、軽くあしらわれました……。
今回の先生は専門ではないとはいえ、
「あなたは違うと思いますけどねえ」
「人から言われた？
あー、今、インターネットで見ていろいろ言う人がいますからねえ」
ってさ……
取り合う気ゼロ…………
確かに分かりづらいだろうけど、
どれだけ自分の言動を矯正していると…………
適応の努力をした結果得られたものは
適応ではなく潰れるほどの疲労と無理解 って、
なんだこれ……
なんだこれ
