「Ｓ君(♂)と一緒にご飯行くとさ……
お会計で、１円単位の割り勘をしてくるのね……
お金払うことはいいんだけどさ……
『自分は一円たりとも多くは出さないぞ！！』って態度があまりにもミエミエで……浅ましくてさ……」
という話を友人から聞いたあの日。
「そういう人は、気になる異性をデートに誘うときでもそうするんだろうか」
そんな疑問がわたしの心をよぎったのでした。
最近その参考となる事例に出会ったので、ここへ記しちゃいますぞ！
ケチ男とのデート風景
下記の内容は、↑とは別の人から伺ったものです。
話者は女性で、出てくる相手は男性です。
- 最近デートに誘ってもらえて、何回か応じた
- とっても優しくて穏やかな人
- なのに、度々イラッときて、モヤモヤしてしまう……
- 特に、お金に関する事が……
- ご飯代を多く出してはくれるんだけど、なんか、不満気というか嫌々っぽさを感じる。
伝票見ながら「うーん まあ……○○円でいいや」と、歯切れが悪い - 払った払わないのやりとりが多い。
「○○円ちょうだい。…あ、さっきのお会計では払ってもらったんだっけ。それなら今回は自分が多めでもいいや」など - おやつの代金 (200円未満) をこちらが立て替えたとき、向こうから返してくれた。
……けど、なんか、嫌そうだった - 細かいお金がなくて「あとで払うね」と言ったまま忘れてしまった。
別れ際に思い出して「ごめんね、忘れてた！」と自己申告したところ、その場で即レシートをつきつけられた
- お金の話をされるたび嫌な気持ちになってしまう
- 「実はケチなの？」と聞いたら「そう」とのことで、性格として受け入れたいのに……モヤモヤしてしまう
- 「ここは自分が払うよ」「細かい金額はいいよ」「返すのは今度会うときでいいよ」という男らしくて優しい台詞を期待してしまう私は、わがままなんだろうか……？
- あっ でもクリスマスにはとてもいいプレゼントをくれた！嬉しかった！
なるほどなるほどね。
友人の主観だと「お金の話をされるたび嫌な気持ちになってしまう」とのことだけど、コレ、“お金の話”が不愉快なんじゃないですね。
“お金の話をする都度見える「俺が譲歩してやってる」という姿勢”が不愉快なんですね！！
ケチな男の胸の内
事例を見返しながらナツキ翻訳機にかけてみましょうか！
- ご飯代を多く出してはくれるんだけど、なんか、不満気というか嫌々っぽさを感じる。
伝票見ながら「うーん まあ……○○円でいいや」と、歯切れが悪い
→ 出費が惜しい。出したくない。けど状況的には出さないと……で葛藤している
- 払った払わないのやりとりが多い。「○○円ちょうだい。…あ、さっきのお会計では払ってもらったんだっけ。それなら 今回は自分が多めでもいいや」
→ 多く出すのは嫌だ。自分が損する。しかし今は借りがある状態だから仕方ない
- おやつの代金 (200円未満) を立て替えたとき、向こうから返してくれたんだけど、なんか、嫌そうだった
→ 出費が惜しい。でも借りを作って後腐れがあっても困る ※後述
- 細かいお金がなくて「あとで払うね」と言ったまま忘れてしまった。別れ際に思い出して「ごめんね、忘れてた！」と自己申告したところ、即その場でレシートをつきつけられて払うことになった
→ コイツ忘れてやがんな。いつ思い出すかな → 思い出しもしないのかよ……ありえねぇ…… → ふざけんないいかげんにしろ → 思い出すの遅せぇよ！キッチリ払えコラ！！
わあぁ
損得勘定ハンパなあぁい！
友人が男性側に貢がせまくったならこんなふーに警戒しちゃうのも分かるんですが、そんなことないのにコレですよ！
※３件めのおやつ「借りを作って後腐れがあっても困る」に関して補足
一見「数百円で“出費”とか“借り”とか大げさじゃない？」とも受け取れますが、金額の問題ではないのですよ……！
そして金額の問題ではないので自分が数百円貸して返ってこなかったら激しい後腐れ起こすんですよ。その状態の自分が、いかに攻撃的かを知っている。
自分がそんなだから、相手もそうなるって投影してしまうのですな。
ガン詰めされるのは嫌だから、即自分からキッチリ返すというわけです。
「いやーさすがに悪く取り過ぎかなー」とも頭をよぎったのですが。
いいプレゼントもくれてますしね。
しかしこのプレゼント、見事にトラップであった。
友人によると、
「『女性は物あげとけば喜ぶし、ご機嫌良くなるからラク』って言ってて、それもモヤモヤしている」
とのことだそうです！
どうやらナツキ翻訳機は正確ですねよかっ
よくないだろ
なにこの爆弾発言
（これから仲良くなっていこうという女性にこの台詞を吐ける神経ヤバくね？ マジ。 ﾏシ″ﾔﾉヾ＜ﾈ？？）
「警戒心が強すぎるのは、今までに痛い目を見てきたのではなかろうか……？ 彼も被害者なのかもしれない……」
てフォローも思いついてたけど、単にこの男性がこういう人だったってだけでした。はい。
こういう発想をしていると分かった以上、「いいプレゼント」の意味もお察しですね！
×「相手に喜んでほしいな」
○「女性は物あげとけば喜ぶし、ご機嫌良くなるから (俺が) ラク」
わあぁぁい！
どっちにも「喜」って文字が入ってるのに
内容が真ッ逆ゥ！
ここまでを考えると「プレゼント代を惜しむんじゃ？」という疑問も浮かぶのですが、
そこはアレですよ。取引。
「これだけしてやったんだから、見返りは確実だよな？」という
思い込みッ！
期待ッッッ！！
それはやがて、無言の重圧に……！
しかし無言の重圧なんて受ける方は分からないわけで、
「なんか機嫌悪いな？」ぐらいにしか察することができないわけで
理由が分からないまま地雷を踏み続けるコンボを決めこんでしまい相手はますます不機嫌に！
そして強まる重圧の、日々！
(が来る前に友人は無事逃げました。祝杯☆)
そしてわたしは悟ったのでした。
『「ケチ == 大したものくれない じゃない」んだな
一周回って ケチだからこそ勝負どころでは大枚はたく んだな
「すべての物事は金銭だけで動く」って思考回路 なんだな』
と、いうことを……。
はい。
占星術を絡めてケチの話
ここで占星術のお話。 *1 当サイトの占星術的な表記について
モノや金銭等、目に見えて測れる対象へ執着するのは12星座で分類すると土属性、特に牡牛座の領域です。(対向サインの蠍座、水属性が執着する場合は“心”/魚座は執着って感じじゃないけど)
ただ、短絡的な執着とかケチ
*2
牡牛座が「ケチ」なら
さそり座だと「束縛」かな。
というのは未熟な表現であって、本質的には「物(心) を重視し、持続力を以って愛する」という性質なのですね。
また、未熟な牡牛座の損得勘定には物だけが登場しますが、成熟した牡牛座の損得勘定には心が含まれるようになります。
物心の両面からもたらされる「信頼」という要素が深まることで、金銭を取り扱う能力が上がっていきます。
「あの人の心が満たされるなら、この出費には価値がある」という考え方ができるようになったなら、その人がどんなに節約家であっても、ケチと呼ばれることはもうないでしょう。
ここで記事のタイトルである、「出し惜しむからケチなんじゃない、金銭でしか考えられないからケチなんだよ！」に繋がるわけです。
って、牡牛座牡牛座言うてるけど
10円とか1円単位というこだわり方を見せるのは乙女座っぽい……
実際のところ、このひとの誕生図で牡牛座には感受点ありませんでした。
乙女座金星の影響だったのかな……
まぁ、占星術なんてそんなモンっすわガハハ (ひどい)
話に出てきた男性も、成熟すれば「ケチ」という表現から「相手を大事にする」という表現に変わるかもしれませんね！
でもまぁどうですかね！
モノ・カネだけの損得勘定に囚われながら、「女は金がかかる」って文句をどこまでも続けていくかもしれないですね！
くうぅ小っさくて大きな不幸！！ 世界平和はこういうほころびから崩れていくんDANE！！
ちなＳ君のその後
おまけ。
冒頭のＳ君は、当時独身でしたが現在は既婚者です。
お相手さんとのデートでは、１円単位の割り勘な姿勢を崩さなかったとか。
お付き合い初期も含めて。
まさかのブレない対応……
しかも結婚を機に寿退社してた。なんでやねん……
（いや専業主夫が悪いとかじゃないんだけどさ……
理由らしい理由がなんもねぇらしいのよ……
奥さんの仕事について行って引っ越し……などでもなく……）
寿退社以上に、「なんでＳ君が結婚できてしまうんや……」って点が、疑問だったのですが……。
いやそのね……好意的に考えても、仕事ができる方ではなかったし見てくれも性格もわ……ゎ……
良い方ではなかったし、
すっごい失礼なこと言うんだけど
何が魅力だったのか分からん……のだ……
まあでも人間関係 特に恋愛結婚なんて他所から見たら理解できないことたくさんあるの当たり前だし、わたしには分からない何かがドツボを突いたのかもね
とか考えていたのですが
お相手の方は30代を目前に「結婚！結婚!!!」って怨念めいた状態でいたらしい。
あっっっ ちょっっっっっ あっ……！
執着心は周りを見えなくさせますね。著しく。
いやＳ君ほんとこき下ろしてすまん。
でも (以下自重 (手遅れ
加えて、
『あーそうか、人間とじゃなくて問題と付き合う人って結構多いんだろうな』
って事に思い至るようになったんですけど
おまけが伸びすぎるのでその話はまた別途。
