お金持ちの男と結婚する女には浮気を容認できるくらいの器が必要ですか?

お金持ちの男(社長とか芸能人とか一般人よりかなり稼いでいるレベル)と結婚する女は浮気を容認できるくらいの器がないと務まらないと思いますか?
なんか、お金持ちであればあるほど、浮気したり、愛人がいたりするとか聞くので…

「英雄色を好む」というやつですね。

回答ですが、

浮気を容認するぐらいの器じゃ足んないかと。

 

浮気を生みやすい環境(孤独な結婚)

お金持ちには、
家系が資産家で、生まれた時から不自由の無かったタイプ と、
自身の力で道を切り開いた、成り上がってきたタイプ とありますが。

ご質問に入っている“社長”“芸能人”という単語から、今回は後者の成り上がりタイプのみを想定します。

この単語はな!

「生活が不規則」「代役が効かない」「アップダウンが激しい」という背景と容易に結びつくのですよ!

そうすると必然、「家族との時間が減りやすい」日常になります。

華やかな人々って憧れの目で見たくなるけど、その裏にはいつ干されてもおかしくない現実があります。むしろ暇なときのほうが、家族を振り返る余裕がないかもしれませんね。

結婚は、お互い協力しあって生きていくために執り行われます(一般的には)。
そして結婚生活には、感情的な面であれ現実的な課題であれ、100%なにがしかの問題が起こります。

家庭を顧みない側は、パートナーへほぼすべての問題を押し付けることになります。

トイレを綺麗に使ってほしい? ものの言い方に気をつけてほしい?
そんなの知るか。しょうもない。

家族が事故った? 子供のことで呼び出された?
自分は忙しい。お前がなんとかしておけ。

寂しい? 心細い?
くだらない。そのくらい自分で処理しろ。

こういったあからさまな言葉を出していなくとも、家の問題に向き合わないという行動は、常にこういった拒絶的なメッセージを投げかけていることと同等です。

投げかけられた方は思うでしょうね。
いつも自分ばかり我慢している(と感じてしまう)ための不満と、一人で当たるには自信のない問題に遭っても助けが得られない不安と、
この結婚って何なんだろう、という、孤独感。

家庭を守る側のパートナーはやがて訴えることを諦めていきます。その裏で、家を顧みない側への怒りと、恨みが募っていきます。

マイナスな思いというのは意外とにじみ出るもので、それを感じ取ったもう一方はだんだんと居心地が悪くなり、家庭へ帰るのが嫌になります。

そういう時、手近にちょうどよくいたりするんですよ!
優しくて、可愛くて、否定的な言い分を投げてこない(それどころか尊敬の眼差しを向けてくれる)女性。

そして、「嫁は可愛げがなくてさ」なんて言いながら、浮気に走るわけです。
誰のせーだと思ってんだよウッヒョーむかつくゥー!!※個人の感想です 

家が居心地悪くても浮気しない人もいますし、家で待つ側が不安に耐えかねて浮気に走るなど、様々なケースがあり個人の素質も関わってきますが。

環境としては、2人が結びつきを強める事なく分断されており、孤独な結婚となっていることは浮気の一因に繋がりやすいということです。

そして、成り上がりタイプのお金持ち(仕事に入れ込んでいる人)は、孤独な結婚をつくりやすいということです。

本質的には、忙しいことより協力する気に欠けていることが問題なわけですけれども。
仕事はいい言い訳になるよね。
実際に忙しいんだろうから、罪悪感とかで心痛まなくて済むしね。

過剰な浮気は劣等感が生む

お金持ちであればあるほど、浮気したり、愛人がいたりするとか聞くので…

浮気は、する人はするし、しない人はしないものだと聞きました。(身の回りに実例が乏しいので、実感はないのですが)

「浮気する人」に「お金持ち」という条件が加わると、遊び方が派手になるだろうことは予測できます。
派手になれば印象に残るだろうし、印象に残れば「お金持ちであればあるほど、浮気したり、愛人がいたりするとか聞く」ことになるだろう、というのも。

そもそも男性であれば、

「お金持ちになったらたくさんの女性と関係を持ちたい。
というかそのためにお金持ちになりたい」

が動機のひとつに含まれている方は多いでしょうし。

「お金持ちになりたい」を実現できる野心や熱意は相当のものです。
そして野心や熱意は性欲の強さと結びつきやすいので (根本のエネルギーが同じだから)、「英雄色を好む」へ邁進していくわけですね。

野心や熱意に燃え上がるのが好きな性格は、異性関係でも燃え上がるのが好きでしょうから、浮気不倫 (のドキドキ感、背徳感) と相性もいいですし…… (この辺、占星術では火星が関わってくる)

ただ、浮気というのは性欲だけで起こるとは限りません。
「(誰かに、社会に) 認められたい、見返してやりたい」という劣等感や恨みが絡んでくることもあります。

女性といるのが楽しい!女体最高!!(自主規制)(してない) よりも、女性を利用して優越感を得たり、復讐としたり、自分の地位を上げることが目的の浮気です。

「俺はこんなにモテてる」
「女を意のままにできる俺」
「ホント女って馬鹿だよな」と言いたい思いたい心理から来るやつ。
そう思えないと途端に、不安でいてもたってもいられなくなるやつ。

自分を認めるために女性(他者)を利用するのがそもそも間違っているので、遂行できても心が満たされることはないわけですが……。

だけどそれ以外の世界を知らないし、知ろうとしない。
もし知ろうとしても、見えない。
だから結局、この世界観に振り回されて生きるしかできない。

欠けた心を女性で埋めようとしながら、何人をその供物にしても実際に満たされる日は訪れず、劣等感の無限回廊を進みつづけていくという……。
おぉ……地獄

お金持ちその他華々しい世界へ足を踏み入れる人たちは、こういう劣等感の力を利用してる人も多いはずですよ。恨みや不安を解消するために生み出されるパワーは絶大ですからね。まあ、体の細胞をじわじわ壊していくんですけどね。

今回のご質問では「お金」に絡めた浮気の話となってはいますが、「知名度」や「容姿の良さ」「頭の良さ」などでも同じ事が言えます。

総じて「力」です。

浮気する人は自分の持てる力を使って浮気に走るし、そうしない人は力の有無に関わらずそうしない、ということです。

一方的に従う関係は破綻するので

そんなこんなで。

お金持ちの男と結婚する女は浮気を容認できるくらいの器がないと務まらないと思いますか?

浮気を容認するぐらいの器じゃ足んないかと。

持てる力が大きければ大きいほど、その背景に抱えられているものも大きいはずです。
それは野心や性欲かもしれないし、人に理解されない突き抜けた性格かもしれないし、もっと闇が深いものかもしれない。

だから、総合してそれらを理解、受け止められる程の器がないとならないかと。

ただ、これは「全てを相手の希望に沿おうとするなら」という前提です。

もう少しハッキリ言うと「奴隷になりたいなら」です。

上下関係でない、対等な関係を築きたいなら浮気を“容認する”という捉え方では駄目でしょう。
嫌だったときに「それは嫌だ」と伝えられない関係はパートナーシップとして不健全です。

だからって「自分が嫌だから一切やめろ」と無条件に強要するのであれば、主導権が入れ替わったに過ぎず、同じことの繰り返しです。

最終目標として「一切やめて」を掲げるのは当然なんですけども。“浮気”という行動は関係者がゴリゴリ傷ついていきますから……。

それでも、単に「やめろ」と言うのではなく、浮気の原因を把握して、お互いどこまで協力できるかを探りながら、解決策を一緒に探っていく努力は必要です。

元々の性質が“パートナーに浮気されても気にならない”なら別によいのですが、大概の女性はそうではないですよね。
もし心から気にならないタイプでも、お子さんがいればまた最善は異なってくるでしょうし。

あ、ご質問が「お金持ちの男」なので浮気夫&我慢妻の前提で話していますが、逆も然りですよ!

もうほんと、浮気を容認する器じゃ全然足んないですよ!

だって「自分が我慢すれば」って抱え込むより、
「相手の協力を得て、問題の解消へ歩を進めよう」って考え実行して結果出すことのほうが、よっぽどよっぽど難しいですからね!

※この記事は、2014年1月17日に「インタビューズ (閉鎖済み)」へ投稿した内容を書き直したものです。

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