芸術家と心の病み ③ 作者から作品への想い

①②はこちら

 


 

スパイファミリーの作者さん、
「この作品に思い入れはない」らしくて
なるほどなあとしっくり来た

だからキャラに愛着がゼロなんですよ。色々諦めた結果なので(笑)。

 

アニメ一期毎週見てたけど、
回を追うごとになんというか、違和感が大きくなっていって……

押さえどころも流れもきっちり踏まえてくれてるいい作品なんだけど、
あまりにも形式に沿いすぎというか……

どこからともなく虚無感というか、息苦しさや痛みみたいなのが伝わってくるというか……

作品自体はそういうものを発していない、そして面白い。
にも関わらず湧いてくるこの違和感は何なのだろう?って疑問があった

作者さんが虚無で魂込められない人なのか?

でも、そういう人がこの作画をできるようにはならないと思うんだよなあ

原作者と作画担当が別とか……?

でも、細部に挟まれるユーモアはやっぱり魂込められない人のものじゃないんだよなあ

うーん???

……ってことを何となく思ってたから、
ああ、実際そういう思いで描くに至る経緯があったのか、なるほどなあ って
しっくり来た

この作品を描いて終わりというわけではないはずなので、今は虚しくてもどうか乗り越えてがんばってほしい……
ヒット飛ばせたんだから、好きに描けるチャンスだって増えるはずだし…………
そうであってほしい

そして

『作品としては面白いしかわいいし追いかけたいけど
見ると痛々しい感情でダメージ負っちゃうから
二期の視聴はどうしよう』と
悩むのであったw

作者さんが毎日たのしく作品描ける状態になってから見ればいいのかな……

本体が回復すると
その人の言葉や作品から伝わってくるものも
変わることがあるw
内容は変わってないのに不思議なのである

でも、リアルタイムで追いかけたいんやがなぁw


 

比べたいわけじゃないんだけど、逆の例として

最近久しぶりに見た

「サムライチャンプルー」は
制作好き放題に楽しんでんな!!が伝わってきて
内容も面白いし精神的にも穏やか……

……穏やかって感じの作品ではないけどw

 楽しいに安定しながら視聴できた
この作品もすごく面白いよなあ

作品サイト

 

Amazon prime ならいつでも見られるみたい


作品作りはしっかり面白いし楽しませてくれるけど
視聴者に媚びる気は一切ないっぽいのもすごいなと思う

まず若い女性があんまり出て来ないのよw
出てきても可愛くする気合いがあんまり感じられなかったりするww

(重要な立ち位置の子達はちゃんと可愛く描かれてるけど)

代わりにオッサン達の味がすごいw
オッサンというか、若い男性も含めてだけどww

動かし方もすごいから

『これ、漫画原作ではどういう描画をされてたんだ……!?』

って疑問に思ったんだけど
オリジナルアニメだった!
あー! だからますます好き放題できたんだろうね、いいね……!!


 

作品と作者は切っても切れない間柄とはいえ、別の存在だ、と考えられるタイプなので、

「作者は作品を愛しててほしい!
 そうじゃないと悲しい!!」とは、
思っていないのですが……

良い仕事人は与えられる仕事そのものも報酬であってほしい(苦しい時間が少なく、幸福な時間が多くあってほしい) ので、
そういう意味で、
「作者さんには作品を愛していてほしい、
 そうじゃないと悲しい」と思うんですよね。

近年は特に、この記事で取り上げたように
「制作段階における想い」も察知してしまうようになっちゃったようなので、なおさらというか……
さくしゃさん苦しんでるとワイも苦しくて
たのしい作品がたのしめないこまる /(^o^)\

しかし、良い仕事人も良い作家さんも結構
そういう時期を通ってきてる方は多いっぽいから、
そういうものなのかも、しれないですけど…………

(特にね、28~33歳くらいにね、要注意時期があるのよね、土星回帰)

それにしても、
とっても面白い作品が無料でもいっぱい見られてしあわせな時代ね……!

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