大ッ嫌いなあなたにこそ、幸せになってほしいと心から願う

嫌いな人ってあまりいません。

というか、神経質なのでたくさんいるのかもしれないですが、自分が不快を感じないだけの距離をとってしまえばなんてことはありません。
害をなさない短所なんてただの愛嬌ッスよ!! 愛嬌!!! ホホホ!!!

なので、唯一対処しきれずにアレルギー発症へ至ってしまうのが、

こちらにお構いなしで距離を詰めてくる人

です。
物理精神問わず、天敵なの‥‥です‥‥‥オウフ…………

やんわり嫌そげにしたり、態度や言動で「これ以上はご遠慮ください」と示したりはするのですが、そもそも「こちらにお構いなし」という大前提があるので、通じません。

誰にでも馴れ馴れしい人なら接点そのものを減らすことで被害(?)を和らげられるのですが、私個人に執着して詰めて来る人は接点を増やそうともしてくるのでなかなか難しい。
相手詰めてくる→ 私不快だから距離を取る→ 相手焦ってもっと詰めてくる→ 私めっちゃ不快だからもっと距離を(略)
という泥沼の無限ループがここに出来上がります。

 

「こちらにお構いなし」ができる時点で、相手は他者と距離感を測れない人物であることが確定します。これは同時に、「やんわり嫌そげ」を察する能力がないことも示します。

「お構いなし」「やんわりが分からない」という情報は、更に「相手が見えていない」ことも意味します。
見えてない≒どんな相手かよく分かっていない のになんで追いかけてくるんだ という理由については、「理想と相手を重ね合わせたうえで、手に入れようとしている」からです。
理想って言うと聞こえがいいけど、要するに自分勝手な妄想であります。

 

私は雰囲気と言葉遣いから穏やかな人と思われやすく(※笑うところでゎなぃ)、「この人はとても優しい!仲良くなれば自分を拒絶しないで、受け入れてくれる!!」という妄想を重ね合わせられることがあります。

……一見微笑ましい願いですね? でもこの願い、最後に「そして逆らわない!自分の意のままに振る舞ってくれる!!」がつきますからね。意外とえげつない。
実際に仲良くしてみると、意見が違ったときや理想と実像のギャップが見えた際に逆ギレされる率が高いです。

 

というわけで、「あー私を通じて妄想を見てるな」と感じた時には、コンタクトのたび拒絶を強めていくのですが。
その際「機嫌が悪かっただけ!」「きちんと接すれば分かってくれるはず!」という別の妄想で打ち消してくるほど重症だった場合は、一気に語を強めて妄想を打ち砕くところまでをワンセットとしています。

おら目を覚ませーーー!!!
てめーが見てるソイツは天女じゃねぇーーーー!!!
阿修羅だーーーーー!!! (バシバシバシバシバシ /目覚ましビンタ)

悪者になるのは心理的な負担もあるけど、私は執着されるだけでなくする側だったこともあるので、うん…… 妄想を砕いといてあげるのは、うん………… むしろ親切だと、思うん…だ……よ…………

※妄想が否定された瞬間に攻撃へ転じてくる人もいるので、ハッキリ言うのがいいとは限りません。私は心の阿修羅も元気だからいざというとき戦うけど、執着されやすい人のほとんどは本当に優しい人たちで、さらなる反撃とかできないでしょうから‥‥。ものすごくオススメできない。

あと記事の流れ上仕方ないんだけど
この文章「私は天女に見られます」とも読めるわけで
ゆるさんwww 執着してきたひとたちのせいでこんなん書くことになって……! ゆるさん…………!www(責任転嫁)


ここまで表明する頃には「寄るな見んな話しかけんなこっち来んじゃねえぇぁァァ!!!(=ヮ=###)」って見事なアレルギーになってしまっているのですが、

 

一方で、

「幸せになってくれ。ほんとに。頼むから」

も本心から思うのです。

 

だって、もしこの人が幸せだったら、私へ執着してくることはなかったはずなんですよ。

 

「優しくされたい」とか「受け入れられたい」、
幸せであればあえて手に入れたい思いではないはずです。

まして、誰かに執着することでなんて。

 

執着しなければ、手痛い拒絶も食らわなくて済んだはずなのです。わたしだって手痛いこと言わなくて済んだのです!!!。゚(゚´ω`゚)゚。

もともと執着してしまうような性格であっても、余裕さえあれば、嫌だというシグナルに気づいて一旦距離をとるくらいはできたはずです。

そこをまったく気づかないくらい鈍い性格だったとしても、
幸せな状態なら相手に妄想を押し付けようとせずに済みます。執着や支配欲からくる気持ち悪さが生まれないので、多少距離を測り間違えても「しょうがない人だなあ」で流される確率が上がります。

 

「幸せな状態なら
「余裕さえあったら
「執着しなければ

もうね、
あんまりに執着して、必死になりすぎたために、「ココだけ回避しとけば悪化しなかった可能性」をね、ことごとく潰していくんですよ。

まあ、この可能性の中には「私の対処がもっと早ければ、適切であれば」も含まれているので、相手が100%悪いわけでもないんですけどね……orz

この記事では「執着」に焦点を当てて書いていますが、他の性質でも似たようなものですよ。「悪口」とかもさ。幸せなら、言わないよね。

 

不安や執着で視野が狭くなりすぎることが他方にも及ぶと、仕事などにまで悪影響を及ぼすことがあります。焦り過ぎなのです。目の前の一点しか見えてないのね。
感情を損ないすぎると、知性が低下することがあるのです。 *1 余談:あまりに感情が傷ついているとき、手相では感情線に妨害線がかかります。ソレが頭脳線まで伸びていると、感情の傷つきが知性にまで悪影響を及ぼしている現れなのだとか。

 

だけどね、そんな人でも絶対、絶対に人から好かれる性質や、優れた能力を持っているはずなんですよ。なにか、なにかあるはずなんですよ。なにかしら、絶対に、あるはずなんですよ!!
(参考記事:能力があるなら世界に向けて表現しないといけないのでゎ疑惑 (後編))

でもその特質っていうのは、誰かに認めてもらおう、受け入れてもらおうとすることでは辿りつけない先にあります。「私を認めてください、そうすれば私も自分を認めることができます」なんて他力本願なうちは、目標として見据えることすらできないのです。

確かに、人からの承認は大きな自信になります。
だけどそれは、あくまで自分が主体的に何かをして、それに対する反応であった場合です。
特に意識せずにした仕事なり振る舞いなりを、「君のそういうとこいいね」と言われたりお礼を伝えてもらうことで、「あ、自分のこういうところが喜ばれるんだ」って、長所を伸ばす力にできる。繰り返されることで、大きな力にもなる。

 

でも、「くださいください認めてください(そのために犠牲も払いますから)」で得た承認は力になりません。認めてもらうためにした努力は、その人本来の性質を外れるからです。媚びるためにおこなった、無理を伴う行動だからです。

承認の言葉をどんなに奪ったってすぐに足りなくなります。捧げられた苦労や努力に見合うことがありませんので。

さらにはすぐに「あの言葉は本当なのだろうか」と疑い始めるでしょう。だって、本人が「自分は褒められるに値しない」って思っていますから。心から褒められるわけ、ないって信じていますから。

 

人間の価値体系というのはとても強力に働きます。

「褒められないはずの自分」が「褒められた」とき、そこには矛盾が生じます。
そして脳は、矛盾を放置せず無意識下で答えを探しあてる機能を持っています。
他人の言動を100%証明することができない以上、この矛盾と脳の機能が合わさると、下記のような内容が真実であると結論づけられます。

  • あれは嘘だった
  • たまたま機嫌がよかった
  • 心からの言葉ではなく、口からでまかせ
  • うまい言葉で自分を都合よく利用するつもりなんだ……

こんなんでどんだけ認められたって、スポンジに水です。

 

そんな自分の問題には目もくれず、その人は相手を責めるでしょう。
「どうしてもっと、気の利いた言い方をしてくれないの」
「もっと認めてよ、私はがんばっているんだから」
「心がこもってない。もっとちゃんと証明して」
「もっと、もっと、もっと、もっと」

 

もっと、見るべきものがあるのに。

自分の人生に立ち戻らなければいけないのに。

その人がどんなに素晴らしいものを追いかけても、その人が捨てた自分自身、それ以上の素晴らしいものが、この世に見つかることはありません。

 

でも、こんな状態にまで追い込まれた人には、何が自分を楽しませ、活かす道なのか、もう見えなくなっているに違いありません。

本人がそこに気づいて、「自分にとって何が楽しい、嬉しい、落ち着く…だったか?」を自分自身で探していくのを待つしかありません。


あなた自身が、自分を忘れて人に執着してしまっている人なら、

しつこく言いますが、

幸せになってください。

 

いやもうほんっっっっっっっと、幸せになってくださいな!!!
まじで!!!!!

単なるキレイゴトじゃなくて、そのほうが私も助かるから言っている……!

 

心の隙を埋めるためにつきまとってくるのやめてほしいんですよ! 相手すると疲れるんですよ! あなたの方が疲れているでしょうが、知ったこっちゃないです……! 私の人生に居座る権利を自己犠牲や脅しによって得られると思われるのは迷惑なんですよ……!

鬼の顔を見せることもある私ですが、友達と称した奴隷を欲しがるほどの鬼ではありません。
仮に欲しくなったとしても、ですね。媚びてくる人ほど、寄ってくるときは奴隷の顔なのに、懐に入った途端に相手を“友情の奴隷”にしようと支配欲出してくるんですよ……!

ソレ“友情”じゃない。あなたにとってはソレが友情なのかも知れないけど。ソレ以外を知らないから、そうなっちゃうのかもしれないけど。断じて違う。ソレは主導権を取り合う争いの関係であって、友好の関係じゃぁ絶対にない。
本気で願い下げです。 愛情verもあるよな! もうやめようぜ……。

 

……媚びなければ、自分は人に受け入れてもらえないと思ってしまうでしょうか。

 

だが残念だったな!!!
魅力を殺してる人間は数多くいるが!
魅力のない人間は存在しないのだ!!

そういうふうにできてます。
曇りでも雨でも嵐が来ていても、空の向こうにはお天道さまが輝いています。その事実よりも確実に人間はその人の魅力を備えています。世界はそういうふうにできています。

 

「あなたに魅力がない」のは一過性の事実です。
「魅力のない人間は存在しない」て事実は普遍的です。大きくて確実です。
コレ絶対忘れてはいけない。あなたは小っさい事実に騙され続けてるかもしれないけど。

「自分の魅力ってなんだろ」て思い出す努力を始めてください。
絶対あります。あるのが大前提です。
思い出す道のりは途方もないものに感じられるかもしれませんが、だからって媚びて手軽にごまかす方には力を振り向けないでください。どうか。

 

あなたが自分の魅力を遺憾なく発揮しているころ、もう私の承認なんて必要としなくなっているでしょう。

でもその時、私はあなたの生き様を力強く認めたい。

注釈一覧(数値を押すと文中に移動します)
  1. *1
    [感情を損ないすぎると、知性が低下することがある]
    余談:あまりに感情が傷ついているとき、手相では感情線に妨害線がかかります。ソレが頭脳線まで伸びていると、感情の傷つきが知性にまで悪影響を及ぼしている現れなのだとか。
2017.03.06
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