後半もくじ
- 牛乳の生産と動物愛護 [前半] 生産過程
- 牛乳の生産と動物愛護 [後半] 人々の意識、精神性
- とはいえ、人間たちを責める気にはなれない
- みんな揃って経済の奴隷
- 人の心と経済合理性
- 動物たちの喜びと繁栄に寄与できるのも、また人間である
- 人々には未来を創る力がある
- 本当の“いただく”とは、差し出されたものを受け取ること
- 余談:超根本的な疑問
- とはいえ、人間たちを責める気にはなれない
人々には未来を創る力がある
なんだかいろいろと情報を詰め込んでしまいましたが
人間は、動物にひどい仕打ちをしていて、それは嫌なことだけれど
人間自身もまた、同族間でひどい仕打ちをし合っているし、その自覚もほぼない。
未来や希望を創れる力を忘れて欲望や不安に翻弄されている状態なのだから、
動物たちへの接し方にその精神性が反映されてしまうのも仕方がない、と
そう思いながら眺めているのでした。
そして、
動物たち (そして自分たち) を不幸にしているのも人間だけれど、
みんなを単なる一生より幸せにできるのもまた人間なのだから、
そういう観点、価値観、そして行動が増え、拡がっていくといいよね、その芽は既に様々なところから出て、育ってもいる。
そんな感じでしょうか。
ひどい話を聞くと憤りや焦りが湧いてしまうものですが、
怒りや恐怖から出た行動は同じ感情を再生産してしまうので、
不幸を打ち消すよりも
ただシンプルに幸福な情景の創造をおこなっていくだけ、
最初は憤りを発射台に使ったとしても
ゆくゆくは穏やかな価値観の広がっていくことが
望ましいと、
そのように思っています。