こういう瞬間には天の采配を信じる

溶けかけのアイスを持ち帰ってきた

今日はカード残高が足りないというポカをやらかしてしまって、
レジの方にご迷惑をおかけしてしまってのう……

この日は珍しく食料の買い込みではなく雑貨の調達に行ったので、
本来だったらキャンセルして棚に商品戻して帰るところだったんだけど

なにせアイス入れちゃったからな……!!

一度とったものは返すのいくないと思うわけよ
傷まないものならともかく

アイスだとさ、手で触った熱とか
冷凍庫から出したことで溶けちゃうことがあるわけじゃん

戻して冷やし直して元通り、にならなくてさ、
風味とか食感が損なわれてしまうことがあるわけやん

まあ自分のミスでそうなるぶんには仕方ないよな、溶けたアイスもおいしいし今回はそれで楽しむかー

って思って

『現金を取ってくるので、
未精算カゴをその辺に置いといてもいいですか?』って聞いたら

お会計保留状態でレジ内で取り置きしてくれるとのことだったので
ありがたくお願いして、
急いでおうちに戻ったわけよ

always体力瀕死なので

『ぶえええぇぇぇ
歩く距離が増えたつらぴ』って思ったけど

ほんなことを言っとるばやいではないわけよw

それで息荒げながら戻ったら、

「(戻られて)よかった!
これ入れておきましたよ!」って、

氷……!!

たしかスーパー内に無料の氷サービスがあって、
わざわざ入れてくれたらしい
やさしさ……!!

やさしさを心にしみしみさせながら

『一人だとどうして、ねじ曲がった思考ばかりしてしまうんだろう』と
自分の邪悪さや弱さに思い巡らせながら、

ヒマワリに寄り道とかして
帰ってきた

「ねじ曲がった思考」というのは、
自分に悪意を向けられる可能性ばかりに着目してしまうことです。

 自分を見る目はアンチが基準。

関連記事心にアンチを飼う必要……ある?(ない)

『心の中にアンチ飼う必要、なくね?』なんて言いながら結局、
人々から自分に向けられるかもしれない、
向けられたことのない悪意や心配事ばかりに氣をやる日々を過ごしてしまうんだよなぁ。(それで落ち込むかどうかは別として)


 

なんかもう、わたし、
この領域に片足くらいは突っ込んでおるのよな

でもって、こぼれ出る“本性”がロクでもなくて……

人を見るときも基本は嫌悪前提だし、
レジの方々親切なのになあ、
そういう人たちがたくさんいるはずなのになあって、

平和な世界にいながら
平和な世界に生きられない自分に
なんか思い巡らせてた

アイス買うつもりなくて、
そこまでして食べたいわけでもなかったのに、
それでもつい手に取ってしまったのはきっと、

レジの人に親切にしてもらう思い出を作るためだったのだと、解釈している

そうしたらひとつ、何年か前の思い出が浮かんできた。

まだ東京に住んでいて、郵便局に用事があって、訪れたときのこと。

稼げないし風呂入ってないし、身だしなみも元々適当なのにさらにボロボロで、そうでなくとも引きこもりな性格もあってホント人前に出たくなくて。

郵便局の窓口のお姉さんがわたしのことをジロジロ見てきて、

『ああ、嫌がられてるんだろうな、不審者に見えるんだろうな』って
引け目に浸ってたら、

手続きの終わったあと話しかけられて。

「あの、お名前を見て思ったのですが、どこかでお会いしたことありませんか?」

まったく予想してない言葉だったので意表を突かれつつ、

心当たりがなかったので

『うーん、思い出せないですが……
珍しい名字なので、どこかでお目にかかって印象に残った、ということがあったのかもしれませんね』
とお返事して帰ってきた

お姉さんからしたら
大したことのない疑問だったのだろうけれど、

『不審者がられてるんだ』
と思っていたわたしにとってこれはかなり大きな体験で、

「自分が『絶対にそうだ』と思っていることが、まったく的はずれなことがある」

「特に、劣等感や邪念といったもので目が曇り、結論を決めてかかっているときには」

ということを強く痛感した。

これも、わたしの体験のためにあった出来事だと考えてる

お姉さんが本当にわたしを知っていたのかどうかに関係なく。

だって、顔を見合わせているのに
マスクはずす素振りも見せなかったもん、お姉さん。

普通だったら面識を確認しようと思ったらマスクはずすよね、そのときはコロナなかったし

という記憶が……

ちなみに今はさらに輪をかけて
風呂も身だしなみもゃばゃばですが
世間の皆様はわたしにやさしいです
人生なんとかなる

(いいんだか悪いんだか分からん結論)

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