星見日記 7月26日

今夜は空が暗く星が比較的見やすくて、
たまらず夜の散歩へ出ることにしました。

日付が変わったあとの寝静まった町、
音のわずかなその雰囲気が心地いいです。

街全体としてはそんなに明るくないけど、
明かりのついている家はそれなりにあって
街灯もそれなりにあって……
星を見るのには邪魔だという思いが正直あります。

人が通ると明かりがつくようになっている
玄関や駐車場がそこそこあって、
大した用事で出ているわけでもないわたしが反応させてしまうと
申し訳ない氣持ちになります。電氣代……

目的の公園に着きました。
しかし、公園にある街灯が明るくて
星を見るのはちょっとしんどそうです。

まあ、仕方のないことですね、明かりないと危ないですもんね。

もう少し歩くけど、広い公園へ向かおう。


 

普段は車がひっきりなしに行き交う道路も
この時間にはほとんど交通がありません。
とはいえ、1分に1台くらいは車が通ります。

こんな真夜中に、こんなちょっとした散歩のために、
その頻度の交通を止めてしまうのは申し訳ないですが……。
(押しボタン信号機をつかうので)

色々と申し訳ない人生。

普段使っているお店の看板が、そして店内が消灯していると
なんだか不思議な気持ちになります。

まだ営業しているお店もあって、
そちらの看板は消灯されていないので
煌々とした明るさに虫がたかっています。


 

目的の公園に着きました。
思いの外街灯が多く、明るくて星を見るのにはちょっと辛いですね。
きちんと安全管理がされている証拠でもありますが……。

周囲には人っ子一人見当たりません。
でも、遠くから誰かがボールを弾ませている音が聞こえてきます。
すこし離れたところにバスケットコートがあるから、そこかな。
びっくりするほど響いてくるものですね。
こんな深夜に、秘密の特訓でもしてるのかな。


 

暗さは人の恐怖心を呼び起こしますね。
怖い気持ちを抑えながら、明かりの少ない方向へ進んでいきます。

暗い部分は階段になっています。
これから降りていきます。

 誰もいない、静かでだだっ広い空間、
そして足元が真っ暗であることに恐怖を感じながらも
一歩ずつ足を進めていきます。

 スマホの明かりで足元を照らしてみましたが、
これはこれでちょっと怖い。人目につきそうで。
目撃者が普通なら不審者として認識されそうで、
目撃者が不審者なら加害の的として。

 充電も残り少なかったので、そこもビクビクです。
もしも帰りに電池が足りなくなったらどうしよう。
明かりなしでここを進めるか?

 真っ暗で怖いんだけど、
そのくらいじゃないと目的を達成できないので
街灯の届かない物陰へ移動し草むらの上に寝転がりました。

 あっ

 星だ……!

 


 

遠くに少し、車の走る音がして、
あとは側を流れる川の水音が聞こえてきます、
素晴らしい……!

少しだけ虫の声もして、
草の匂いと、夜露の香りも漂います。

 しかし時々聞こえる葉の擦れる音には
心地よさだけでなく恐怖も感じます。

熊が目撃される可能性のある地域、
人が通らないとも限らない場所、
通った人がまともとも限らないこと。
そして何より、飛び交う虫たちの存在。

安全な場所とは言い切れないから、
神経はとぎすまされるな。

星座盤アプリを通して空を眺めると、
わたしの目には見えていない星がたくさん表示されています。

目立つ星はやっぱり名前を調べたくなってしまいます…
…ってアレ、火星かぁ!

いつもお世話になっております(占星術で)

 火星明るいなあ、よく見えるなあ。
今年は木星と土星もよく見えて、
天体観測の当たり年らしいですね。

一方の空が真っ黒なのに比べて、
逆側の空は白く明るい。
あっちが都市の中心部だからなのだろうな。

真ん中とかに写ってる影はツクシかなんか……?


 

準備不足で来ちゃったから、あんまり長居できないかも。
うう、寒い。もう帰らないとかなー。

でももうちょっと、
もうちょっとだけ……

メガネを外したら、細かい星が消えて、
夏の大三角がよく見えるなぁ、
視力欲しいなぁ……

普段は手元しか見てないし
視力じゃなくてメガネの方がいいかなー
でも邪魔なんだよねメガネ 意外と

寒い、帰ろう、また来よう


 

街灯の下に出るともう、さっきまで見えていた星々がよく見えない。

それでもはっきりと見える木星は、本当に明るい星なんだなぁ。

 それでも星空はやっぱり綺麗で、自宅の屋上から眺められたらなあ。
高い建物あまりないし、街灯の光も届かないから、
きっとキレイに見えると思うんだ。

熊も人も虫も、心配しなくていいし…………

雪かき用と思わしきはしごはついてるんだけどね、
多分勝手に登っちゃいけないやつ、危ないし……

 自宅の窓から見える空の、なんと狭いことよ……

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