理解を進めれば進めるほどに盲点も広がる

なんか最近、

『見れば見るほど、見えなくなることってあるよなあ』

『正しさっていうのは最大の間違いにつながるよなぁ』

ってぼんやり思っていました。

 

うまく言葉にできないでいたら、
この内容の本質を、シンプルかつ的確にまとめているセリフを耳にしました。

うぬぼれ鏡と言うように、
鏡は決して真実を映しません。

なぜなら人は自分の好きな角度でしか
鏡を見ようとしないからです。

笑ゥせぇるすまん (89~93年)
妖しいアンティーク1 MIRROR

 

これ!これ!!
これなんだよ……!!

 

これの何よりの厄介さというのは、
「鏡は正しい姿を映している」てとこなんですよ!

鏡は正しい。
だから鏡を見れば見るほど、正しい姿が分かる。

しかし鏡を信じすぎると
“見えていない人”になる。

なのに、本人は細部まで“正しい姿”を認識しているという自覚でいるから、分からないんですよね。

 

そう、確かに正しいんだけど……

見えてない!
見えてないんだよおぉぉぉ

 

個人的には「知識」の領域でこの視野狭窄を起こしているひとをちょいちょい見かけます。

極端な例だと
「法律違反じゃないじゃん」
「そんなルールはない」
みたいな言い分。

左脳の領域を発達させすぎると、
感覚的なことや感情的な世界が消え失せるとでも言うのか。

 

実際には、法律やルールほどガッチリしたものではなくて、
“常識”とか“当たり前のこと”、“親切心”など、
もっと曖昧な領域で発揮されることが多いですが……

いずれにしても、
「自分(の見ている世界)が正しい」
「自分が正しいと思っていることは絶対である」という前提が強固にあるため、
意図せず押し付けになってしまうというか、

「相手は自分と違うかもしれない」という余地がないから、なんというか、一方的というか、コミュニケーションが取れないというか、傷つくというかな……

んんんーーーうまく表現できない!

 

善意のことであっても、すごい自分勝手で不愉快な接し方になることがあるなあという感想を持ってしまう今日このごろなのです。

“常識”とかって、他者と共有できているようで案外、1人ひとり違うものなんですよね……。

 

しかも大概、そうなってしまう人というのは、
視野が狭いどころか広くいろいろ見えている人でもあったりするから、話がめんどくさくなるんですよ……!

いろいろ見えているからかえって、まったく見えていない盲点の領域のあることが分からなくなるんだろうなあ。

 

いや、偉そうに言ってるけど他人事じゃないですというか
わたしはふつうに視野から狭いですw

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