動物を〆る動画を見た

 

最初に、目隠しをしていて。
ガムテープで。

目隠ししてくれているとはいえ、
動物の苦痛を軽減することよりも
人間の楽さを優先する選択だと思ったから、

『えっ ガムテープで……!?
せめて布とかにしてあげられないの!?』

ってなったんだけど、

そうかもう痛みを感じるうちにそれを剥がすことはないのか

ということに氣がついた瞬間震えが来た。

だったら……
ズレたりしないぶん、ガムテープの方が優しいね……
そうだね…………
怖い

次に、「(調査協力のために) 採血します」とのことだったんだけど、
それらしい道具が見当たらない。
血を入れる器があり、〆るためのナイフがあって、それだけ。

採血 == 注射器 を想像していたから『???』ってなったんだけど、

実際に血を採っている場面を見て
そうか失血死しても問題ないし足りるに決まっているのだから採血用の道具なんて必要ないんだ
ということを理解して、やっぱり震えが来た。

人間を採血するときに注射器を使うのは、確実に最低限だけ採るためなんだ……

当たり前のことなのに、
採血に適した道具が開発されていること、それが使われる配慮、
そしてこの配慮が〆られる動物には適応されない (する必要がない) ということが、
とても怖かった。

あと、〆る前、辺りに水が撒かれて
『なんで洗うの??』って疑問だったけど、
それも〆たあとに分かった。

辺りが血まみれになるから、事前に洗い流しやすくしていたんだ。
これも、分かってしまえば当たり前のことだった。

動画を上げてくれた猟師さんは、こういう場面を何度も体験しているんだ、だから合理的な手順を用意できるんだ、
ということが、怖くなった。

いざ命を奪う瞬間だけは予想通りというか、
『やっぱりそうだよね』としか言いようがなかったけど、
目にするのはやっぱりキツいな……

血が上手く出なくて、もう一度その手順を繰り返していたから、
余計痛々しかった。

即死とはいかなくて、結構な血が流れたあとにもまだ息があって、
その点も意外であり苦しくもあり……

そういえば処刑台で刑が執行された人も
その後10~15秒くらいは存命してるらしいよね……と
思い出したりもした。

命のやりとり、キッツいわ……

動画のご紹介はやめておこうかと思ったのだけど、必要としている人もいるんじゃないかと思い直したので、載せておきます。

とはいえ、この動画では捕まえるまでで、〆てはいないです。(〆動画はすぐに辿れます)

〆に続いて行われる解体も確認しておきたかったのですが、精神に限界が来てしまったのでまだ見ていません。
いつか見たい。

 

そんな感じで、
いろいろ怖かったしキツかったけど

じゃあそれを実行している猟師さん自身が怖いかキツいかといったら
そんなことはなくて。

自分よりも戦闘力が高いという点では怖いけど、
そんなもんは人間全般、男性に対しては特にそうなのでw

純粋な戦闘力を除いた人間性に関しては、
ムダな殺生はしていないし、きちんと心ある人だしで、
他の人と比べて特別忌避する氣持ちは湧かないです。

むしろ、良心ある人が、
こんなキツい仕事を担当してくれていることに
尊敬と感謝が湧いてきます。

・・・

最近よく見ている YouTube チャンネルに
「マーシーの獲ったり狩ったり」さんがあって、

動画主さんは、琵琶湖を中心とした水辺で
生態系のバランスを崩す外来種を捕まえてくれているのですが……

その大部分は、〆ることになります。

そして、そのことについて、

基本動画で見せませんが「持ち込んだ人のせいで…本当にごめん…」と思いながら毎回〆ています。自分が生態系を守ると決めたので腹を括ってやっています。

と述べておられます。

その場面を映すことはなく、
映している場面は楽しくしてくれているので
視聴者としては氣楽に眺めることができるのですが、

今回〆動画を見た際、この方のことを思い出しました。
『裏でいつも、こういう行動と思いをしてくれているんだなあ』と。
何十匹と捕獲してくれている動画もあるので、そうか、その時は何十体も……って……

と言ってたら、こちらのチャンネルさんも思い出しました

この方も生態系の保全を目的とし、
それでウニの駆除活動をされています。

外来種と違い、こちらではウニが不当にいるわけではないのですが、
海の中の生態系が崩れてしまっており
食物連鎖の基礎となる海藻が育つ量よりも
ウニが海藻を食べる量の方が多くなってしまっているため、
豊かな海を取り戻すべく今は泣く泣くウニを潰して回っている、といういきさつです。

生命ではなく建物に囲まれて暮らし、
食料を得る場所が自然界ではなく店という環境の中では
生態系のバランスの崩れを実感することは、難しいですが……

もしも実感できてしまったら、事態はもう終盤の終盤なのでしょうから、
そうならないうちに、人間界全体の流れが変わってほしいものです。



生態系の保全に話が逸れてしまったけど、
命のやりとりは、
人よりも自然に囲まれて暮らしたいわたしにとって
いつか自分の手で実行することもあるかもしれない事なので、
きちんと見ておきたい、できればどこかで体験しておきたいテーマです。

そうでなくても、肉食べたことあるしね。
自分でやったら心身へ大きな負担となることを、
まったく知らない、興味も持たないまま人任せにし続けるのは違う、と思ってしまうので……。

すべてをこの考え方で対応するのは難しいですが、
せめて、直接命を奪うことくらいは……。



いつもにも増して重たい記事になってしまったので、軽やかな動画たちも。
せっかくなので、今回引用した YouTuber さんの上げたものから。

『腰が抜けたのかな?』と思ったら
明らかにリラックスし始めて草www

「はー どっこいしょ」じゃないwwwww
(※言ってない)

ちょうどそこにいい感じのくぼみがあるのもわろた

逃げ隠れの能力がおかしいwwwww

人でも動物でも、

『おまえらそんなんでどうやって生き延びてるんだwww』

って子達の様子は面白可愛くて心が和みますねw

だからこそ、そういう子達も滅びなくて済むような、
それを通じて人間達も滅びなくて済むような、
命との付き合いや生態の保全が大切だ ってなるわけで……!
(結局重たい話しかできない)

タイトルとURLをコピーしました