「ルージュの伝言」に歌われてる女性、人間関係に恵まれてそう

「ルージュの伝言」って曲がありますやん

ジブリ映画「魔女の宅急便」の。

主題歌の。


歌詞を追っていくと、
「主人公が浮気旦那(※)を懲らしめるべくお姑さんを頼りに行く」
という内容なんだけど……

「浮気旦那」という単語に
「指摘 → 居直り逆ギレ知らんぷり」
というイメージしかないわたしは

この奥さん、周りからすごく大切にされているし
相当恵まれている人なんでわ……?

という感想が……
湧いてきてしまいました…………

※「主人公が浮気旦那を懲らしめるべくお姑さんを頼りに行く」
作中に主人公と“あのひと”が結婚している描写はありませんが、
「バスルームに入れる仲であること」
「“あのひと”の母親と交流があり、仲が良いだろうこと」から
少なくとも結婚も視野に入る間柄ではあるだろうと推測できますし
面倒だから婚姻関係として扱います

※ちなみに、性別も明確に表現はされてないですけども。
行動原理が完全に女性のそれなので、女性扱いでエェやろ……
(表現は雑だけど、LGBTを雑に扱ってるわけじゃないからね!)

 

まずは歌の内容から

まず、伝言の手段として
リビングに書類やメモ という正統派のものではなく
バスルームにルージュ という破天荒な方法を選んで実行するあたり、
普段から伸び伸び振る舞っている女性なんだろうなあ と想像できます。

少ない歌詞ながら終始自分目線だし、
いわゆる“大人”な女性ではなさそう という印象。

 

「浮気な恋をあきらめないかぎり 家には帰らない」という想いからは
「わたしを怒らせたらこうなるんだからね!」っていう幼い感情と思考(※)が見えるし、

「“浮気”な恋」って決めつけてるところや
「伝言に氣づいた旦那さんは慌てて奥さんの行方を探し回るだろう」という発想(期待かもしれないけどそれはそれで)(※)からは

「旦那はわたしが一番!」ってかなりの自信を持っているのが伺えるし、
「わたしが怒ったらサッサと謝りに来るんだから!」って確信も見える

しかも、旦那さんが謝ったら
「ほらね~?あなたはやっぱりわたしが一番でしょ!」ってすぐ帰りそうだから
なんだかんだ奥さんも旦那さん好きなんだろうし(これは完全に憶測だけど)

そしてお姑さん

ていうか! お姑さん!! なんよ!!

「あのひとのママから叱ってもらうわ」って、あーた…!!

お姑さんは完全に自分の味方と確信しとるぅ……!

世間の嫁姑問題なんてどこ吹く風ですね!!
すごい自信だ……

 

……ということに大衝撃で見落としかけたのですが、
「ママ(目上の人)に叱ってもらうんだからー!」という発想(※)からもまた
幼さがにじみ出てるな、と思う次第なのです。

 

※幼さと感情、思考、発想について
なんかこう、記述した感情も思考も発想も
必ずしも幼いものなわけじゃなくて、
うまく言えないんだけど、
短絡的な感情に振り回されてコレが出てそう、ってとこが幼い、というか……

 

わたしに見えた主人公の人物像

総じて、この歌から見える主人公の人物像は

「明るく、軽く、愛嬌たっぷりで皆から可愛がられている女性。
ただし、子供っぽくて考えが浅い」なのね。

そして、歌のストーリーは

「子供っぽいけど皆に愛されてるかわいい奥さまが、
旦那が他の女性へ浮わついたことに拗ねてお姑さんを味方につけに行く」に……見えるのね…………。

ここまで考えてみるとさ……
「この奥さん、むっちゃ恵まれとるやん……!」
という感想にしか、ならんのだ…………

だって関係者がみんな完全に自分の味方と思ってるじゃん。
自分の思い通りに動いてくれると思ってるじゃん。

関係者みんなっていうか、具体例は旦那さんとお姑さんしか出てこないけど。
その2人からだけでも充分に「この人の世界に敵は存在してなさそうだな」っていう世界の眺め方が伝わってくる。

こういった思考って、
人間関係を疑っている人からは出てこないです。

 

だから、この主人公は、疑いを持つ必要がないほど
皆から愛されて育ってきたし今でもそう接されている、
そうなる資質を持って生まれてきた。

そして、愛されるのが当たり前すぎて
愛されている自覚がないように思えるのですね。

これを「恵まれてる」と言わずしてなんて言うのさ……!

 

邪推&謎の検証(してない)

旦那さんの“浮気な恋”とやらも、怪しくない?

いわゆる明らかな浮気じゃなくてさ、
仕事とかでキレイな女性とご飯できたのがちょっと嬉しくてつい顔がニヤけちゃった、レベルと違うか??

(しかし普段が平和すぎるゆえ
これでも奥さまには大衝撃だった、みたいな)

なんかさ……全体的に軽いからさ……
かわいい奥さんの幼いワガママ、に見えてさ……

歌詞の言葉遣いと曲調に騙されてんのかな……

表現が軽やかなだけで、
実際は重くてドロドロな不倫ドラマが繰り広げられた末の行動だったりするんだろうか……

……という点を疑問に思ったので、
曲はともかく歌詞だけでも大人びさせてみよう、そしたら印象変わるかな?
と検証するべく脳内変換していったら

(↑どういうことですか)
(こういうことです↓)
 before:あのひとのママに会うために
     今 ひとり列車に乗ったの
  after:あの人の母親へ会うべく
     今 ひとり列車へ乗りこんだのです

なんか雰囲気がそこはかとなく
大正ホラーになっていって

「バスルームにルージュの伝言」

「浴室にしたためた口紅の伝言」

になったところで

脳内イメージがホラー映画確定となってしまい
原曲が吹き飛びまして

検証どころではなくなってしまいました

おわり (なんも検証してない)

 

まとめっぽいもの

……まあ、わたしの推察が合ってたとしても、
軽い浮気だったら怒っちゃいけない なんてことはないですからね。

「居直り逆ギレ知らんぷり」を基準にしたら
「そのくらい多目に見てやりなさい」案件になるんだろうけど、

そうやって我慢を強いるのは良くないし、
この奥さんみたいに「嫌だったら怒る」ってシンプルな姿勢も大切なのかもね。
あまり程度が低いと一緒にいる人たちは大変だけど。

 

おまけ

関連?記事

軽い浮気だったら怒っちゃいけない なんてことはないですからね。

 

関連もなんもしてない 
しかも外部の記事

浴室に口紅で伝言があったらホラーになるんだろうか?と
「口紅 ホラー」でググったら出てきた記事。

要するにただの巻き添えである。

こわいよwww

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