キャベツ畑はアオムシ畑

ナツキさんはいずれ大自然の中で暮らしたいと思っている人で
そしたら畑はほぼ確実に作ることになるよなあって

そんなことを考えていたらなんとなく、
キャベツ畑のことが思い浮かんできたのでした。

キャベツ畑てすげぇよなあ
キャベツいっぱいだもんなぁ
青虫が湧くしさ……

キャベツではないけど
畑作るなら無農薬やりたいけど
無理だろうなあ、わたしには
知識も技術もない……
ウッ

青虫畑ぇ♪

あおむしばたけ……
嫌すぎる……

ねぇねぇ♪
青虫畑を作るには
どうしたらいいと思う?♪♪

なんという……嫌すぎる畑…………

嫌すぎるではあるけど、
そうだなあもしやるとしたら……
……

キャベツをたくさん植える……とか?

そうそう♪

やべぇよそうだよ
キャベツ畑がキャベツ畑と呼ばれるのは
人間の収穫したいのが青虫ではなくキャベツだからってだけであって

キャベツ畑は、青虫畑でもあるんだ……!

養蚕ようさん業者が餌となる桑を育てても、
それを桑畑とは呼ばないもんな……
育てたいのは桑ではなく蚕だもんな

……いやいやいやいや
んなことねーわ
ソレは桑畑って呼ぶわ
蚕畑と呼ばれることもないわ

まちがいました 今のナシ

ともあれ

人間の目的に沿った認識や呼ばれ方をしていて、
人が畑を見る視線に、自然の摂理どうこうを含められてることってほぼないよな……

そもそも
自然暮らし=農業 ってイメージあるけど

本来畑の存在というのは
「自然」ではなく「不自然」だし

その「不自然」を維持するためなら
農薬もやむなし……か…………

ひとつの嘘をつき通したければ
更なる嘘を重ねなければならなくなるように

不自然を築き、そして維持したいのなら
更なる不自然を重ねる必要があるのはきっと 仕方のないことなのだ

農薬避けたいけど、そんなふうに
「農薬」という呼び名だけでのっけから拒絶するのは間違ってるとも思うようになった
人類は自然を本当に活かせるだけの力を未だ獲得していない

それに
農薬の中には一般的に思い浮かべられるような有害な薬品ももちろんあるけど
悪影響を及ぼさない薬品も、目指され、開発されているそうだし……

殺虫防虫や病害予防の効果は発揮しつつ、植物や土や人体には悪影響を及ぼさない薬品をがんばって開発してくれている人たちが、いる……

そう思うようになった……

けど……

一方で、できることならやはり
農薬を避けたい気持ちもある

農薬……に限らず、医療なども
なんでもそうだけど
現代社会において
安全性を担保してくれているのは
科学

科学はすごい 科学はすばらしい
科学だいすき ドイツの科学は世界一ィィィ (かどうかは知らんけど)

しかしなワイはなその先に行きたいんや

科学がまだ見つけていない情報
科学がまだ証明していない事実

自然の中にも、そして人間の中にも
あるはずなんやよ そういうものが

わたしはそれらに気が付き、知り、
そして活用してみたい

科学がまだたどり着いてないその領域へと、
わたしは行ってみたいのだ……!

だからな、科学的な安全基準にな、
頼りすぎたくないんじゃ

それは科学の範囲の上では安全である
そして科学の範囲に従っていれば、今の世の中
身体的にも社会的にもきちんと暮らしていけることが保証されている (※例外の発生はある)

だけどな科学に従いすぎたら、
科学の範囲を超えたところへの道は閉ざしてしまうかもしれないじゃないか

人間はすごい 科学者は頭いい
自然の摂理に従いながらも超えて盤石に維持されている文明を築けているなんてあまりにも大きすぎる力だ

重力なんていう基本的かつ絶対的な力でさえ、それを踏まえつつ乗り越えた仕組みが当たり前に実用化されている
あまりにも高いのに自重で崩れることも風で折れることもしない建物、その頂上でさえ当たり前に自動的に水を使える設備、更にその上を航行してゆく飛行機
こんなものたち奇跡でしかない
人間たちの力はすごい

それを十分に認めたうえで

それでもわたしは

森羅万象の大自然の前では
人間に思いつくことなんて
すべてが浅知恵に過ぎないと

そういう考えを信仰したくなる

だからわたしが使えるのも
浅知恵のさらに浅いところではあるんだけど

それでもいろいろと考えてしまう
畑についても

人類の潜在能力開花()及び自然と調和した暮らし方のためにはどんな畑作りが良いのだろうか
そもそも畑を作るべきではないのか
個人が食べる程度の小規模なら大丈夫なのだろうか
しかしその場合でも虫は湧くだろう

採集生活で済むなら、それが一番かもしれないけど……
面倒だし、十分な食料を得られる可能性低いし、他の動物たちとナワバリ争いに突入するのは避けたいし

しかしな……

採集生活か……

なんかちょくちょく

『人間の文明はどこからやり直せば
今のように数値 (見えるもの) が
見えないもの (見えにくいもの) たちを
蹂躙する未来を
避けられたのだろか?』

ってことを、考えてしまうのだけれども……

わたしはそれはお金(≒金融)と産業革命だと思っていて
でもそれらって現在の文明へ至る歩みを大幅に加速するきっかけではあったけれど
根本の発端ではなくて

それというのは権力なんじゃないか?
つまりは権力の発生につながった農耕なんじゃないか?? って
思うように……なってて……

そこまで遡らなイカンのは
さすがに……おかしうない?? (;ω;)

いやおかしくはなかったとしても
大変は……過ぎる…………

さらなる問題の大元は人間の弱さの中にあるわけで
農耕からだろうとその前からだろうと
やり直ししたところで
どうせまた同じ道をたどるだけだろ とも思う

ということは、本当に必要なのは
「戻る」じゃなくて「進む」、
「見直す」「超える」なんだろうな……

……そうだね……
今までの文明を否定するのも良くないことだし
どんな悲しいことだって、せめて
「その道をたどったおかげでよりよい未来へと到達することができた」であったほうがうれしいもんね
文明も、歴史も、個人の人生も。

畑に関しては
実際にやってみないと何も分からないっちゃぁそうなんだけれど
とりあえず実際にできないし水耕栽培すら失敗続きで止まってるから

頭の中でぐねぐね考えるばかりの日々が~~~

過ぎるぅ~~~

なんちうかね
一定の作物をひとかたまりに集めて育てると天敵畑にもなっちゃう、ってんなら
畑の区域は作るにしても、その中で育てている作物は一色に植えないで合間合間というか互い違いに
プチトマトや虫除けになるハーブをセットで植えるとか、そういうの試してみたいなあと思ってるんだけどね……!

収穫のときにはお目当ての作物を探すのが大変になるかもしれない

とはいえ、採集よりは全然ラクなはずであるし
生物多様性も一律の作物を植えるよりは生まれてくるはずだし

多様性とか言いながら嫌な虫は殺すマンだけど

わたしはな、つくりたい……ほしいのよ!!

わたしを生かす、わたしのための、生態系を!!!

そう本当に欲しいのは畑じゃなくて
自然と表現してもちょっと足りてなくて
生態系なんよな

わたしが生きるための、命の循環そのもの。

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