夕暮れから星空へ

日の傾き始めた頃の時間に
何人かでワイワイしながら歩いていて、
ふと右手側を見ると
立派な石造りの建物があって、
傾いた日に照らされてなんとも言えない美しさを発していた

その建物を囲む暗くなりかけた空と山、そしてこれらの映り込んだ湖も素晴らしくて
つい、『写真撮る、ごめん!』とみんなを止めて
あいぽんでカシャカシャやり始めた

よくて2~3枚しか撮ってないはずなのに
一番いい構図を探っている間に
あたりは真っ暗になってしまった

『日の入りはすぐに景色変わっちゃうからなあ、それにしたって早すぎる……!』と、納得のいく写真を撮りそびれたわたしは悔しがったのだけれど

暗くなった空を恨めしく見上げると、
あまりにも多く美しく輝く星々があって
悔しい氣持ちなど吹き飛んでしまった

思わずカメラを向け直すと、星空はうまく映らなかったけれども
それでもプレビューは肉眼に映らない星々まで捉えてくれて、
その中には流れ星もいくつもあった

その美しさを胸に焼き付けようと空に向き直って凝視したけど
いくら見ても見足りないまま
目が覚めた……んだったか
みんなとの移動に戻ったんだったか
わすれたw

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