辻ヒール幕間 今も先も見えなくてもがんばる

辻ヒールの施術をした相手の方は、その後
追える限りはついつい追ってしまいます。

そうしないつもりだったんだけど、やっぱり氣になるので……!

 

でも。

その結果伝わってくるメッセージは

「この活動は無意味だ」

「効果なんて出ない」

「効果が出ても、また悪化する。
かえって酷いことをしている」

ばかりで……

そう思う (そういう思考が流れてくる) ことが示しているのは
「効果が見られない・意味がない」ということではなく、
「わたしに自信がない」ということだから、
堂々とすることが、わたしの課題ではある。

実際に、施術によっていい影響も出ている。
偶然と区別がつかないから、言いきるには至れないとはいえ。

 

でも……

深く死にたがっている人たちの、
死にたいという氣持ちを払拭するには至れていない。

 

今日はとうとう、かつて施術した人の自傷行為を目にすることとなってしまった。

 

 …………。

 

わたしのやっていることは、無意味なのか?

余計なお世話で、かえって残酷なことでしかないのか?

やめたほうがいいのか?

 

……いや…………

続けた方がいいか、やめた方がいいかは関係ない。
続ける理由はやる意義ではない、『わたしがやると決めた』ことだ。

効果がなかろうと、悪事であろうと、やる。

これにより、何がどうなるかを見定めるには、まだ早すぎる。

 

…………でも、
対象者さんの選定範囲を、変えるのはアリかもしれないね。

現在は死にたい氣持ちの強い人たちが集まりやすい場所を見ているけど、彼らは未来への希望を持つことを諦めがちだ。

変わりたいという意思も、良くなりたいという思いすらなく、ただ、憎しみや、悲しみや、希死念慮の渦に流されていて、
そしてそこから抜け出す氣も起きない。
「助けて」とは言うけど、助かる氣はない。
助けの手も、助かる状況も、受け入れられない。

 

彼らを見捨てるわけではないけど、
もう少し、波長が高いところをメイン層にしないか。

せめて、幸運が訪れたときに拒絶と逆恨みではなく
喜びと希望で胸が暖かくなれる程度には、元氣のある人たちのところがいいんじゃないか。

効果が出なくても、やるんだけど。

効果が出るに越したことはないのだし。

 

最終的な目標は、個人個人の状態が整うことで
社会全体が整うことなんだ。

多様性が認められるようになり、それぞれが自身の持ち味を活かした暮らしを設計できるようになること。
これにより労働も苦役ではなく喜びとなること。
もう誰かが誰かに後ろ指さしたりさされたりということがなくてもよくなること。

 

引き戻す力が強くて、良くなったぶんを悪化させてしまいかねない人々より、

良くなったぶんを良い生活へと
素直に反映させていける人々を選ぶのはありだと思う。

それは結局、
前者の人たちの暮らしも向上させられることへ繋がるのだし。

 

……よし。

 

……新しい対象者さんのリスト、どうやって作っていこうかな。

すぐには決められないから、
まだ旧版を使おうか。

 

今日の施術をはじめよう。

今日の人は、効果をうけとってくれる方だといいな…………

あなたの課題はわたしの課題

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