『あの辺に着いたら終わりかなー』と思った茂みへたどり着いてみたけど、
道はまだまだ続くようだ……。
時間との兼ね合いが少々 だいぶ すごく 気にはなるけど、
ここまで来たらとことん進むぜ!!
そう思い、改めて歩を進めようとした、そのとき。
『(……)』
『(敵意?)』
とても微細な、気のせいとしか言えない感覚ではありますが……
それを感じたのでした。
『(こんな誰もいない場所の、いったいどこから?)』
人が潜めるような茂みもないし……
川向こうから怪しがられているとか?
警戒しながら、周りを見渡すと……
『(……ああ、あそこだ)』
前方の右手側、川を挟んだ先にある木々が茂っているところ……
そこにカラスの巣があって、日暮れと共に皆が帰ってくる頃合いで、
「なんだあいつは!」と、警戒されている。
『(うーん)』
人間じゃなかったことにホッとしつつ
どうしたものか迷い立ち止まっていると、カラスたちが騒ぎ出しました。
わたしへの威嚇ではなく、仲間内で不審者への対応を相談しているみたいです。
一通り喋ったら静かになったので、そろりそろりと進もうとしたら……
また騒ぎ始める。
そして静かになる。
『(うーーーん)』
『(危害を加える気はないし、そもそも飛べないわたしはそっちまでたどり着けないわけで、見逃しちゃあもらえませんかね、へへっ)』
と、気持ちだけヘコヘコしながらw
今度は遠慮のない感じで、また進み始めたところ……
体格のいい若けぇの(多分)が2羽、川向こうからこちらへ飛んできて、正面の木に止まりました。
進んだら、彼らの真下を通ることになります。
『(……これは、さすがに、ダメなやつだ……)』
完全に敵対モードですわ……
いや向こうも戦う気があるわけじゃなくて、警戒してるだけなんだけど……
その警戒、だいぶつよい……ピリピリする。
*1
「だいぶつよい」
「“だいぶつ”を使った文を作りなさい」という出題をされたときに使えるぞ!
(とてもどぉでもいい)
通っても攻撃はしてこないかもしれないけど、してくるかもしれなくて……
そんな「どっちだよw」すぎる表現になるのは、
彼らも対応を決めかねているからで……
高い緊張感をともなって、わたしの出方を注意深く伺っているのが伝わってきました。
気がしましたw
さすがにこれは良くないので、
『(すまんすまん、わたしが悪かった。
そこまでさせてしまって申し訳なかったね)』と心のなかで謝りながら、回れ右したのでした。
そして、万が一襲われたときにはどう応戦するかを考えながら帰りましたw
戦いたいわけじゃない、むしろ仲良うしたいんだけど、
もしも戦闘になったらそこは、引く気はないのぜよ……!
人間に攻撃したらだいぶ面倒、ということはお伝えしておきたく候。
言葉通じないから肉体言語のやりとりになるわけだけどな……!
身をもって!知らせるしか!!ないのでな!!!w
彼らはホバリングができないだろうから、その攻撃はhit&awayを繰り返してくることになるはず……
hitのために近づいてきた瞬間を狙って、足を掴んで地面に伏せる……という作戦になるかな。
集団で襲ってくるんだろうから、一方向、正面(に1番近い角度)だけを優先して、1羽ずつ応戦。目だけ死守しながら集中対応する。
後頭部はあきらめる。
戦闘後、たぶんハゲがいっぱいできてる(笑)
地面に抑え込むときは、仰向けだと爪とクチバシの反撃が痛いだろうから、うつ伏せで……
捕まえたあとは両手開けたいんだけど、膝で抑え込めるかなあ。何羽抑え込めるかなあ……
抑えつけた際に内臓とか痛めたくないんだけど、ほんなこと配慮する余裕はきっとないよなーーー
半端な対応すると、後日ご近所一帯を歩けなくなる可能性あるから (集団交代で見張り&復讐される可能性があるから)、やるとなったらマジで「こいつに手を出したらヤベェ」と思ってもらえるところまで追い込まねばいかん…………!!
……まあ、
「そもそもそんな動けねぇだろ!!」って、
話なんですけどね!!!!!😉👊💥バチコーン💫
反射神経も運動能力も体力もからっきしだろ!!!
弱肉強食ヒエラルキー最下層やんけ!!!
自分の方の内臓を痛めずに済むか心配しなさい!! (皮膚はもうあきらめなさい)
そんなだからもう、あと生まれ持った風貌的に、
分かりやすいムキムキ強そう生物になるのは無理なので……
超絶弱そうヨボヨボ老人なんだけど
実は達人で最小限の動きでめちゃくちゃ強い、という方向性を目指すしかない (謎に諦めがわるい)
……
なんの話???
それにしても、なあ。
漫画とかにある「∑ムッ 殺氣」みたいなの、
『現実では起こらないやつwww』って笑い飛ばしてたんだけど、
ワイ……
あれ…………?
これ、リアルに実行してるんやない……?
すごい微妙な感覚というか
妄想と区別つかないんだけどさーーーーー
直感した内容の真偽をまったく確認できぬ。
とはいえ、野生の生き物たちと敵対する可能性に踏み入っていくのは得策ではないので、素直に従いますけども。
尻尾巻いて逃げ帰ったところで、損すること何もないですからね。
とか偉そうに言ってたら(思ってたら)、
「いやガタイのいい若けぇのが出てくるくらいには踏み入っとるやんけ」というツッこみが湧いてきました。
正直すまんかった。
以前山で暮らしていたときも……
これと同じ敵意めいたものを、ふと感じることがありました。
のほほんウヘヘヘと普通に過ごしているところへ急に、全身がゾワッとする恐怖心で塗り替えられる感覚がくるのです。
そして、この恐怖が自分のものではないと、なぜか確信できる。
恐怖や敵意ではありませんが、入り方はこの記事の内容と同じです。
エヘヘアハハウフフムヒョラーーーーー
そういえば、こんなのもあったなあ。
タイトルの通りダラダラと長い記事ですが、終わりの方でこんなことが。
「ねえねえ、お社のうしろ見て、うしろ!!」と言われました (気がした)。
(中略)
あった
お社の真後ろ、正面はもちろん側面からも他の角度からも見えない位置に、正面のものとはちょっと違った2体のお狐さま像が、ひっそりと配置されていました。
これを受け取った時は、嬉しかったですねえ。
恐怖心を受け取ったとき、その発信元とおぼしき姿を確認できたことは、1度しかありませんでしたが……
この緊張感が走ってバッと振り返ったら、そこからワシかな?分からないけどそこそこ大きな鳥が、手は届かないけれどもかなりの近い距離から飛び立っていったのでした。
人間が近くまで来たので、息を潜めて緊張していたところ、急に振り向いたので「見つかった!」と思って逃げたのでしょう (と、わたしは思った)。
嘘(妄想)か誠かは分からないけれど、自然の中にいてこれを感じた時は、即その場を離れるようにしてましたね……
今回のカラスと同じで、襲ってくるつもりはないでしょうが、襲ってこないと言える感じでもないので。
気が動転して向かってくるとかの可能性もありますし……
勘違いならまあ、それはそれで。