2019年まとめ 6月

先輩が無神経な接し方をしたのは、私の発言 (『死んだら死んだでいいや』) にひどく動揺したから、らしい。
まあ……そうだね。簡単に流せる内容ではないね、特に先輩にとって。
しかし、それでもやっぱり、先輩の無神経さを受け入れる気にはなれなかった。

一刻も早く、この人の庇護下を離れたい。
けど、今の私にそれをする気力も体力もない。
やるせない気持ちと自己嫌悪にまみれながら、
寝て過ごす日々を送った。

 

大切な友人のことは、どうしても諦められなかった。
もう、連絡できないから謝ることも叶わない。
……いや、一応、本気で連絡を取ろうと思えば手段はあった。
だけど、彼女はもう、私と関わることはおろか見るだけでも悪感情が湧くようになっていたみたいだから、たとえ内容が謝罪でも相手を苦しめるだけになると思って、やらなかった。
謝らなくても苦しめるけど。
謝る方が負担が大きいと判断した。
時間が経つうちに、唯一の連絡先も消えた。

それでも諦められなかった。
何かできることはないのかと思って、出さない手紙を書いたりした。
けど、もっと何かないかと思った。
足掻いているうち、「やりとりのすべてを振り返る」ことを思いついた。
これは相手の嫌がる行為だなと思ったけど、誰に見せるわけでもないし、もう直接関わることもないだろうから関係ない。
お互いのメッセージを紙に書き出して、思ったことや反省を付け加えていく、という作業を始めた。
私は自分が心を込めて懸命に発した言葉が嫌いなので、
それを見返していくのは苦しかった。

 

なんとかやりきった結果、分かったことがある。

 

この関係はとうに壊れるしかなくなっていて、
その原因は私の未熟さで、
先輩がきっかけを作らずともそう遠くない未来にこうなっていただろう、ということだ。

 

これを認めるのは非常につらかったけど、
認めざるを得ない会話の流れが目の前にあった。

 

私は、相手の話をまったく聞いていなかった。

相手に対する尊敬を忘れ、
相手の言い分を尊重もせず、
相手よりも自分の方が上だと思い上がり、
その力関係を維持するために見栄を張っていた。

見下すためではなく、
相手の弱い部分を守りたいという善意からだったけれど、
相手は頭ごなし……それ以前の領域で、抑えつけられて相当苦しかったに違いない。

私は、「この危うい関係を維持できているのは
自分がつなぎとめているからだ」と自負していたけれど、
本当に努力してくれていたのは相手のほうだった。

 

私がするべきだったのは、
「落ち着いて、信頼して、見守ること」それだけだった。
相手はそうしてほしいと何度も要求してくれていた。
にも関わらず、私は分かっていなかった。

これでは、先輩が私にしたことと同じではないか……。

 

かなり痛い気づきではあったけれど、
嬉しいこともないではなかった。

それは、「相手はとうに私を超えていた」ということだ。
私が守りたがる必要なんてなかった。
本人も自覚はないようだけれど、そうだ、そういうことだったんだ。

 

ここが腑に落ちたとき、ようやく諦めがついた。
「私に抱えられるご縁ではなかった」と納得したからだ。
彼女と関わりたいなら、私はもっと成長しなきゃいけない。相手のほうが物事を見抜き判断する力に優れているから、ある程度追いつかなければ、せめて冷静に受け止められるようにならなければ、関わっても負担にしかなれない。
相手は苦しくても相手してくれたけど、そうやって一方的にもてなされる関係は私にとっても心地が悪いのだし。

けど、「分からないことを分かる」のは、自分の意思だけで早められる成長とは言い難いし、生涯理解できない境地かもしれない。
だから、「あの人はもう私とは別の世界を生きてたんだな」って感覚が湧いてきて、また関わりたいと願うことはなくなった。
今の私のまま、近づいたってしょうがない。

 

さて。

大切な友人とのことについては気持ちが一区切りついたし、
先輩との関係も同じように見返して……

いくの……めんどくさいな…………
(゚∀゚)

そろそろ新しい局面がこないかな……
そんな都合のいいwww
うーん……

 

……と、もやもやしながら一週間ほどが過ぎたところで
山で暮らしている友人が

「農家さんの収穫手伝いのアルバイトに来ませんか」

というお誘いをくれた。

私の人生はだいたい都合がいいw

 

と は い え

もう……もうバイトなんて勤まらないよ……!とか
向こうに住み込みすることになるけど
共同生活なんて我の強すぎる私にゃムリだろー!とか
そもそも寝たきりでずっと体調悪いのに動けるのかとか
歩いて10分以内にコンビニある生活しかしたことないのに
いきなり山奥で暮らせるのかとか

地雷……!

地雷臭しか!
しないのであるが!!!!!

あと動きたくねー移動しんどい!!!

しかしそれでもこれ
これは行かなあかんやつや
自分の人生のために行かなあかんやつや…!

先輩からも離れたいし

自然の中で暮らしてみたいし…………

不安しかないけど……
1ヶ月ならなんとかなるかな……
なるといいな……

 

だいぶ身も蓋もない感じだけどw
ゴチャゴチャとマイナス要素がいっぱいあるながら
「これは行くべきなやつ」という直感だけを頼りに
舞台は山へと移ることになったのでした。

タイトルとURLをコピーしました