体調が悪い時に大事な決断をする事についてどう思いますか?

実は、調子わるいときの方が決断には向いてるんじゃないかな。

“体調が悪くなった”というのは、日常の何かが
上手く行っていないというサインですよね。


うつ病のときに仕事を辞めるかどうか…というシチュエーションで
退職してはいけない! とはよく言われることですが、
うつの原因が仕事ならサッサと辞めるべきなんですよ本当は。
誰しもが心の底では気づいているはずだ!

それがなぜダメなのかと言ったら、
“生活ができなくなる”とか、“体裁がわるい”とか、
“今まで苦労したのに……”とか、そういう理由。

自分の心身を尊重しなかったことで病気になったのに、
自分の心身よりも他の事を優先するから、いつまで経っても良いほうへ向かえない。

どこかで断ち切る勇気が必要です。
それがいつなのかって言ったら、悪影響に蝕まれていると気付ける
調子の悪いとき、になるんじゃないかな。

あまり早いと乗り越えられることまで捨ててしまうし、
手遅れになると復帰できなくなるしで、加減が難しいけど……勇気も要るし。
そしてやはり、上記は理想論であって、現実そうもいかないし……。


他に大事な決断ってなんだろう?
結婚とか家の購入あたりかな。学生さんだと、受験?

大事な決断は、どれも決めた先の長いものばかりですね。
だからこそやっぱり、調子が悪いときこそ正念場だ!

ただ、決断は思いついたときにしても、
実行はもっと時間を置いてからがオススメです。
いい家に住みたくて即買ったけど失敗だったら、泣くに泣けないよ!

上の例、「うつ病から退職」でも、
「うつです。辞めます」だとそれこそいろいろ大ピンチ、だけど、
手遅れになる前に決断だけしとけば、辞めるタイミングを見極められるし
それまでの間に協力者が現れたり、利用できる制度を見つけられたり、
毎日を見直して何が理想の暮らしなのか、次に向かうところを見据えたりできます。

なんだ案外なんとかなるじゃないか、と思えたり、
それによってちょっとラクになったりもするかもよ!

 

…ということが実際に起こって、決断したことによって
それを実行しなくても状況が良くなる事も多いですし。

決断を実行しなくてもいいのに、
心の底から決断しないと良くならないところが、不思議ですなあ。

 

※この記事は、「インタビューズ (閉鎖済)」へ投稿した内容を書き直したものです。

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