本の著者さんだからって著書ほどすごいとも文章が得意とも限らないという話 など

昔わたしが相談を申し込んだ人が
近年書籍を出版されたみたいで、
「この内容はいい!」と絶賛されていて
ちょっとだけモヤモヤする

というのも、わたしからその方へ相談をした際
さほど問題へ切り込まずに軽く表層だけであしらわれたように感じたからなのだ

正直言って、ほぼ役に立たなかった
でも一応……とお礼を述べたら喜ばれたのか
わたしの感想がたびたび引用されるようになり

だけどそれは
嘘ではないけれど
わたしの心からの言葉だとは言い難いものでもあるので
引用されるたびにモヤモヤした

数万円払って、なんでこんな思いを……

そういう氣持ちを抱いたことがあるからか、
『あの人の言うことは確かに面白いし参考になるけど、そこまでか……?』って氣持ちがどうしても湧いてしまう

いやまあ、一方的な発信と
双方向のコミュニケーションは
別物なんだけど……

そして、あしらわれたというのは多分事実じゃないんだろう
あの人なりに誠実に対応してはくれていて
でもわたしには足りなかったってだけなんだろう

もしくは、本当にあしらわれたのだとしても
わたしが依存心と余裕の無さを出してしまったために
防御反応でシャットダウンされてしまったのだと思う

藁にもすがる思いで頼っている身としては悲しいことだが仕方がない
どうしようもない相手を弾くことは正しい対応だとはわたしも思うし

ほんと、ほんとに、藁にもすがる思いで溺れながら頼るので……
普段は溺れていることで人様の足を引っ張らないよう落ち着きを保つようにしているけれど (最近できてないけど)
(できていたとしても) 内面まで凪いでいる穏やかな人間では決してないので

その苦しみを遮断されることはとても悲しく、痛く、悔しい


人に頼った結果そういう思いになる率がそれなりに高いので
自分自身の対応はそのようになっていないだろうか、
依頼者さんにそんな思いをさせてはいないだろうかという不安は常にある

今のところ、ご反応をいただくとわたしがビックリするほど上々な内容ばかりなんだけれど

それが心からのご感想とは限らないし

(いや嘘をつかれているとは思ってないけど みなさん氣遣い上手すぎ、同調しすぎの傾向があるので そのときは本心でもあとあと「?」ってなることもあるわけで)

(自分が嘘(?)で人に接したばかりにこんな疑心を……orz)

全員の経過を追えているわけでもないから……

たぶん事業を進めていくと
『わたしではあなたの力にはなれないです』という場面も出てくるだろうし、そのときはキッパリとお断りも入れようと思っているのだが

でも成功の核心が
「わたし自身が依頼者さんを信じきれるか?」というところにかなり影響を受けるから、『力になれないです』を認めて終わりにしてしまったら
単なる実力不足に留まらないあらゆる敗北を意味してしまうのだな……

それに……
抱えている問題課題が大きければ大きいほど
その人はかなり力強い人で、
しかしおそらく無自覚に周りへ迷惑をかけているし (たとえ品行が方正であっても)

その力が正常に回るようになったら迷惑が消えるだけでなく有用になって
それって損失が損失の倍になって有効活用されるってことだし
実際には成長や加速が加わるから倍以上だし

だけど流れを変えるためには助けの手が必要で……

太刀打ちできそうにないと感じた人ほど見捨てるわけにはいかない、という葛藤はある……

願わくばつらい決断をする場面が訪れることのないまま……いやすでにあったといえばあったんだけど

もうないままに進んでいきたいぞわたしは


本の著者さんに関しては、
率直に表現すると「期待はずれだった」ということなんですが
そのほかにも

『……?ホントにこの人があの本を書いたの??』という疑問を持つという体験をしたこともありまして

(話を聞いていて、思考回路や言葉選びから
あまり文章での表現が得意な人ではないように感じたので)

(編集者さんが優秀だったんだろうね。
縁の下の力持ちでスポットライトは当たらない立場の人たちだけど、
そんな編集者さんたちの功績もきっとすごいのだなあ)

(もちろん、そのほかのスタッフさんたちもそうなはずだ
著者さんの力だけではない、いろいろな人の力が合わさって
書籍は日の目を見ることになるのだなあ)

書籍を執筆出版した人には
無条件にすごい人フィルターかけて見てしまってたけれども

確かにすごい、尊いことである一方で、
だからといって本人の全体像が
成果の通りというわけでもないんだなと
思いました

いや当たり前のことなんだけども。


寒すぎてSSDが読み込まれませぬのう……
困りましたのう


 

皮も剥かなくていいんですか……!

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