貧しさの中で体験できた、低い能力で生きることのままならなさ

 

心身が弱り、知能も下がる

住所を書く動作も、厳しかったです。

……というくらい、体調が悪いのです。

今は文字は好きに書けるようになりましたが、
保護の申請へ行った時点では、心身が結構な限界状態だったので……

既に体調が悪かったところから、食事を限界近くまで切り詰めて、札幌暮らしながら真冬でも暖房を入れずにいたので (しかもなぜかこのタイミングで44年ぶりの大寒波が訪れたというw)
消耗が大きすぎて、もう、立つことも歩くことも、そして文字を書くことも、ままならなかったのでした。

それでもわたしは、なんだかんだ支援団体さんなどに頼るでなしに自力で申請をできたので、いろいろとマシだったように思います。
一応、生まれつきには、それなりの知能も、持っているわけですし。

しかしだからこそ、『本当に自分が保護を受けていいのか?』の怯えがいつまでも拭えず、「お前が保護を受けるな」という投げかけにも、揺れてしまうのですが……

だから、保護の申請はしたけれど、本当に受けられるとは、実は思っていませんでした。

自殺の名目が欲しくて、保護申請をしたのでした。

「あなたは福祉にすがる人ではない」と言う友達がいる一方で、
「いや、いまのナツキさんには福祉の助けが絶対必要ですよ」とずっと言ってくれていた友達もいて、
単に首吊ったら

「あんなに言ったのに、何で保護申請しなかったんですか!!!」

って、言わせちゃうなあと思って……

『いやーーー
申請はしてみたんですが、やっぱダメだったんですよーーー
かといってもう、今のわたしにゃ安定収入を得るのはムリむり無理!!!
なのでねーーーーー
どうしようもなくってですねーーーーー
しょうがなかったんですよーーーーー
アッハッハ』

せめてこういう言い訳をしたい、という
謎のプライドがあったんですね。

死人に口なしなので、決行したらもう言えないんですけどw

そして、この言い訳があろうがなかろうが、
友達の反応は変わらないということも、
分かってはいたんですけど。

死ぬのが怖いという気持ちももちろん、ゼロではなかったので。

だから一応、申請するだけしておこーって。
何もできない毎日だけど、そこだけなんとか、がんばろうって。

Amazonでロープを購入するだけの余力すらないのに、
役所へ直接赴いて申請をするのはとても大変だったですけどw

必要事項が申告されていれば自前の書類でもいいらしいので
ソレ送ろうかなとも思ったんですけど、
なんだろう、もう、書類が読めなかったんですよね。

いや読めるんですけど、日本語は分かるはずなんですけど、
「印刷して、ここにコレを記入」とかの意味が、もう理解できなくて。
書けて名前くらいだったんじゃないかな、と思います。
名前の記入欄ってみんな大きいのでw

だから、遠出は大変なんですけど、
それでも、役所へ行って対応してもらいながら直接書く方がまだ、楽だったので、
行ってきたのでした。

(余談ですが、電車やバスで一直線で行けるということが理解できなくて、『いや役所だから公共交通機関あるでしょ』ってことも思いつけなかったので、歩いて行きました……w
疲弊した体で数時間移動するのは大変だった……
景色が良かったので、それに助けられた)


文字を書くのもそれはそれで大変なので……
ええと、
大変だったですがw

記入項目がやたら多くて、そして確認される情報がやたら細かかったのもあり、本当に大変だったです……

不正を防ぐための措置でもあるのだろうから仕方がないとも思うのですが、
それにしたって、生活保護に頼らざるを得ない人達は
知能や状態が正常に届かない人たちも少なくはないだろうに、こんな対応、超えさせるの?って、正直思いましたね……

知能について。

保護を受けて時間が過ぎるにつれ、
ふとした瞬間に『あれ?』と何かへ気付くことが増えました。

何かと増えた提出書類をこさえるのも
大変といえば大変なのですが、
調子のいい日には (内容にもよりますが) すとんと理解してスラスラ記入できるようになったりしました。

それどころか、受け取った書類の記述に疑問を持って問い合わせる場面もありました。

保護を受けて、食事の量が増えて、
とりあえず今月来月くらいのお金は心配しなくてよくなったので
少しですが意識がはっきりしてきたのですね。

動画の人が教えてくれたことの中に、
「経済的な不安はIQを下げる」があったように記憶しています。

そういった精神的な消耗だけじゃなくて、
肉体的な消耗だって、当然IQを下げますよね。

ついでに言えば
「長期間の失業は脳に深刻で修復不能なダメージを与える」
てのもあったと思うのですが
これも当てはまると思うのでwww

なんかですね、いま少しずつ回復している兆しもあるのですが
脳みそのどっかはもう溶けちゃってるんじゃないの
うわぁコレぇ取り戻せなーーーい (゚∀゚)
みたいな感覚もあるのですwwwww
ラリラリ~~~!!! (゚∀。)🤩🤪💥

そんなこんなで少しずつ見える範囲が増えるにつれ、
『何で今までコレ分かんなかったの!!?』と、青ざめる場面も増えるのでした。

言うて、上がった調子がまた下がって、再び分からなくなることも、あるのですが……

知能に限らず
そんな上がり下がりを体験しながら思ったのは、

『この不調が、生まれつき当たり前の人も、いるんだよなぁ……』

ということに対する、恐ろしさでした。

低い知能は本当に物事を困難にするけれど、
本人は、本当には、その困難さを理解することができない。
できたことがないから。できる状態と比べることができないから。
まして本人以外からは、このことがもっと分からないはずです。

なのに、“平均”であることや“当たり前”や、
“お行儀の良さ”なんてものを要求されてしまう。

これって本当は、とてもひどいことなのではないかと思ったのです。

低い知能は日常の様々なことをストレスフルにする

発達障碍の検査の一環としてIQを調べたとき、
様々な項目を見たわけですが、
わたしの値は、軒並み120を超えていました。

平均以上をアピールするのって嫌味っぽく取られちゃうことがあるから心配になるのですが、
動画の人相手なら(?)わたしの全敗が決まっちょるので堂々情報出せるぜ、イェーーーーーーイ ✌✌✌
(笑)

しかし唯一、短期記憶(数唱)の項目が、
平均を下回る80台でした。

(結果表の見方ちゃんと把握できてないのですが、多分合ってると思います)

わたしはこの結果を受け取った時、衝撃で……

だって短期記憶の検査、めちゃくちゃ苦労したんですよ。
他の項目は間違いもあるながらスラスラ答えていけてストレスも特になかったのに、
短期記憶だけは、全然分からなくて、うーんうーんして、それでも分かんないし、ストレスも半端なくて……!

終了時には開放感でガックリきました。
お、終わった~……
全然分からんかった…………
すんごいがんばった。

にも関わらず、80台て。
80台て、一応は正常の範囲内やないですか。

いや正常範囲は85以上だそうなので
もしかしたら知的障碍 (現在は「境界知能」と呼ばれているらしい) に当てはまる数値かもしれないんですけれども。

いずれにしても

えっ、この値の人たちってあんなにモノ分かんないの?????

頭使えないの??????

生きづらすぎない?????

ヤバない????????

もう、そんな感想しか出て来ないのでした。

いくら動画の人をダシにしている記事とはいえ
ここまで書いたらさすがに嫌味で侮辱では……
という気はしないでもないのですが、

あまりにも衝撃的でこれ以外の表現が思い浮かばず
言わずにもおれないのでした。

その調子で続けるのもどうかとは思うのですが
やっぱり言わずにはおれないので言うと、

勉強しましょうとか
向上心を持ちましょうとか
新しいことを覚えましょうとか

それ、IQ80台の人にまで求めるのは、
いやもしかしたら90台だって100台だってソレ以上の人たちにだって、
今以上を求めることって、
すごくひどく、残酷なことなのでは?????

……そう、思わずにはおれないのでした。

いやもちろん
その人その人に合った学びをしていくことなら
とても大切で、尊くて、推奨なことなんですけど……!

それらが素晴らしいのは
その人の特性や興味や知能の範囲に合っていることを学ぶからであって、
何でもかんでもただ単に
「学ぶのはいいことです学びましょう」するのは
違うんじゃないかなって……!

……わたし、年明けに水道管が破裂して
修理のおじちゃんに来てもらったんですけど、

その仕事はきっとIQ低くてもできるし
社会の上層でもデスクワークでもないんですけど、
わたしはとても助かったし素晴らしいお仕事だなと思ったのです。

おじちゃんがその手際の良さや眼識を身につけるためにはきっといろいろ学んでくれたはずで、でもそれはきっとIQが高くなくても覚えられたことで、
でもとても感謝なんですよ。

…………

ああああああ
違うのおおおおお

なんか超
超知能マウントな言い方しかできないのですが
そうじゃなくって……!!

「高い知能を有していなくても就ける、素晴らしい仕事はたくさんある。
知能に限らず、それぞれがそれぞれの適性に合ったところで活躍できることが望ましい。
誰しもがデスクワークや社会的に高い地位を目指すように誘導されるのは、あまりよろしくないことなのでは?」

そんな感じのことが言いたかったの……!
言えた!!
やった!!!!! (;∀;)

水道管のおじちゃんだけでなく、
他のライフラインだってありがたいですし
雪かきのひとたちだってありがたいですし(札幌市だからね!)
スーパーに豊富な品物を揃えて販売してくれるひとたちだって
その他その他
ほんとうにありがたみしかないです

努力家の人たちは努力をできるからこそ、
努力によっておおむね満足できるところへたどり着けちゃうからこそ、

努力で超えられない壁が
かなり低いところにすら実在するということが、
理解できないんじゃないかなって思うのですが……!

なんせ、努力家最大の武器である
努力で理解できない話なので……!!

そんな壁を教えてくれる本が、こちらです。

「教えてくれる本」と言いながら
すみませんですわたしは読んでないです。

ホイホイお金使っていいのかなって思っちゃって……!
動画の人の本すら買ってない……! 図書館も覗いてみましたがさすがの大人気で順番待ちがしゅごいぃぃ!

(順番が回ってきたときに文字を読める状態か分からないので予約は入れない方針です
あと必需品以外は極力自分で稼いだお金で買いたいと、一応は思っててさあぁ……!!
生活保護、抜けたいよおぉ!! うおおおぉん!!!!! (;∀;)

でも、読んでなくても、
もう、本の帯にある図を見るだけで分かりますよね。

彼らはきっと、大真面目に、一生懸命考えて、ケーキを3等分してくれたんですよ。

これで。

わたしも、一応の努力家でいられた頃なら、
これを見て

『いやいやおかしいっしょ!!
真面目にやろうよ、ちょっと考えれば (または学べば) 分かるじゃん!!』

とか、言ってたと思うのですよ。

この答えが分からないということが、分からない。
なぜなら自分にとって『これが分からないなんてことは、あるはずがない』から。

動画の人のこと

なんだかなぁな面も随分強く出すようになったよなあ……

とか書いてますけど

そもそもわたし自身こそ
なんだかなぁ面のカタマリなんですよおぉ……

いろいろと上手くいかなくなって
ベッキベキのベッキベキにへし折れまくった結果
『“弱さ”を持つ人たちのことを、もうすこし考えましょう』へ
移行したってだけです……

(でも変わったのは考え方であって
性格そのものはそのままなので
気を張っていないときの振る舞いには
今でもそのまま出がちです orz)

だけど、いろいろ消耗して、
どんどん物事が分からなくなって、
分かると分からないの間をさまよったりしたことで、
分かるようになりました。

『彼らの3等分は、本気の回答なのだ』

『彼らには、本当に、分からないのだ』

と、いうことが。

前述の、知能検査にて、ごく短い時間とはいえ
知的障碍(境界知能) を疑似体験できたことは、大きかったです。
(いや疑似じゃないのかw)

高知能による知的活動が、いかに自由で、刺激的で、楽しいか。

そして、低知能を用いた知的活動が、
いかに不自由で、意義を感じられず、苛立ちを生むものであるか。

わたしがここの落差、そして厳しさへ気づくことができたのは
知能検査というほんの短時間内で高低両方の知能をフル活用する機会を得られたこと、
凸凹があるとはいえそれなりの知的能力(理解力)を有していたこと、
そのうえで人がそれぞれ持つ個性や感覚というものに元々興味があったからなので、

こんなこと、大多数の人は、分からないわけじゃないですか。

すげぇ苦手、まったく分からないことに無理やり着手すれば体験できますが、
そんなこと、好きこのんでする人、いませんし。

(やる人ならそもそも、やらなくてもこの辺りの厳しさは理解されていると思いますし)

未成年は、長い時間を学校に通って、授業等による教育を受けることになるわけですが……

勉強が苦手、ついていけない人たちが、あんなストレスを、常に強いられる生活を送っているのだとしたら…………
若くて体力有り余ってるんだし、
そらいずれ、人殴ったりもしますわ……!

もちろん、殴っていいわけじゃないんですがw

これは「水は上から下に流れる」のような自然の摂理の話であって、
ここに必要なのは強引な矯正や指導ではなく適切な対応や配置が先であると、
思わずにはいられないのでした。

だから改めて、

知能に限らず、
それぞれがそれぞれの適性に合ったところで、活躍できることが望ましいなと、思います。

“強者”の視点からは本当に、“弱者”のことが見えにくいだろうけれども

社会に適応しながら生きてこられた人たちには、
それが叶わなかった人たちのことって、
本当に、本当~に分からないのだと思うのですよ。

なぜなら、社会適応できる人が、
出入りする先で出会う人たちもまた、
ある程度の(ご自身と近いレベルでの) 社会適応を果たしている確率が高いからです。

変な人ともそれなりには会うでしょうけれども、
そんな人たちでもとりあえずは、毎日出勤するとか、洗濯した服を着るとか、一応理解できる言語を喋ったりくらいは、しますよね?

社会適応のレベルが低くてハードルもだだ下がりのわたしから見ると、
「安定して人前に出られる」というのは
それだけで結構社会適応レベル高けぇというか、すげぇやなのですw

こんな自分でも一応はかつてやってたはずなのに、
どうやってそんな人間離れ()なこと実現してたのか、もう分かんねーや……

(まぁその頃でも化粧はほぼ一切していなかったのですが)

あっちなみに
今のわたしは
入浴頻度
月に1度か2度ほどです。

それがおかしいと思っていた頃もありました。
でももうむり

あと最近、「ごみをごみ箱に捨てる」ということができなくなりました。
自分でも意味が分からないのですが、マジです。

なので仕方がないので、普段はそのへんにぽいぽいしておいて
ごみが“見える日”に、まとめて片付けています。
自分でも意味が分からないのですが、マジですw

これがおかしいと思っていた頃もありました……
……っていうか、今でもフツーにおかしいと思うよ!!!!!
「ごみ箱に捨てる」だけじゃねーか!!!!! (;∀;)

でも、もう……

生活保護の当事者になるずっと前、ちらりと見ただけのニュース記事で、
今では検索しても出てこない、うろ覚えの話ではあるのですが…………

どこかの政治家さんが、このような発言をされたそうです。

「現在、生活保護受給者が約○万人いる。
この人達を活用すれば、介護業界における(?)人手不足の解消は容易い」

それにより、下記の批判を受けることになったのだとか。

「その発言はあまりにも内情を知らなすぎる。
被保護者の大部分は老人や障碍者であり、
とてもじゃないが人手不足の解消へ回せる状態にはない」

そんな内容でした。

政治家さんはきっと、生活保護の人を頭数……ただの数値としてしか見ていなくて、
その一人一人については想像していなかった、ご自身の暮らしの中で出会う範囲の人々とそう変わらないくらいの感じで、考えられていたのではないでしょうか。
ご自覚なく。

そのひとりひとりを実際に眺めれてみれば、
「頭数」として「活用する」見通しがいかに寝言であるかということが、
実情を知る人たちと、想像力の及ぶ人たちからはよく見えたのでしょうね。



動画の人も、今後は弱者さんたちの実情に踏み込まれていくとのことなので、
その知見にますますの磨きがかかっていってくれたらいいな~!
って、思います!

これまでは、偏見とごく悪い例の情報しかなかったようですが、
広く知られることで、偏見に留まらない知識を得られて、
悪い例の後ろにきっとある、ままならなさまで知っていかれたら、
もうきっと味方なので!!
味方は大切にしてくれる人なので!!
心強いー!!

って、
わたしは勝手にウキウキしています(笑)

味方になって欲しいというか、
彼の動画を楽しく見られる日がまたやってきてくれたらいいな、嬉しいな……!って、思うんですよね……!

だってやっぱり、すごく面白いし、楽しいし、猫きゃわいいなので!!

……

まあ

わたしにはスピ属性もあるので、

そこは引き続き、攻撃され続ける可能性も、
あるんですけど(笑)

とても優秀な方であると同時に
抱え込まれた怒りや復讐心が大きい方でもあるので、
ある程度は、そういう感情を発露されるのは、仕方がないかな……

簡単に手放せる感情じゃないですからね。
努力の方だからこそ、逆に難しい領域だと思います。

それに、スピリチュアル界隈に
ひどい話が多いのも、きっと事実なので……

「きっと」になるのは
わたしの周りは平和&静かで実感がないからなんですけど、

たまに聞くヒドい話はホントひでーな、って思いますし、
カオスな人が多いのはわたしでも認識できるので…………
いやわたし自身も比較的マシってだけで
やべーヤツのひとりなわけですが…………

攻撃は、されたくないですが。

個人としても界隈としても、
あまり信用を得すぎるのも良くない、
持ち上げられるべきではない立ち位置であるというのは
わたし自身も思うところです。

って、話が逸れましたね。
彼の知性ライフが
ますます充実しますように~


次の記事

 

タイトルとURLをコピーしました