筆者が生活保護を受けるまでの経歴と、その中での心境

 

経歴と現状

子供のころは、自覚はないけど変わり者ではあったのだと思います。
小学1年生~3年生の初め頃までと、中学3年生の頃にいじめを受けました。
成績は良かったですが、学校が怖くなったので、高校進学は夜学へ逃げ、適当にサボりながら卒業しました。

大学進学はせず、適当にいくつかのバイトをしたあと、Webエンジニアとして就職しました。
うつ病で1年で辞めて、その後の現場も長続きせず、無職と転職を何度か繰り返しました。

安定したかったので最後の現場にはしがみついたのですが、頭も体もだんだん動かなくなってきてしまい、退社しました。
個人請負してもうまくいかず、貯金が尽きて始めたバイトもやっぱり続けられませんでした。

人に助けられて生きながらえていましたが、世界的な流行り病の影響もあっていよいよ立ちいかなくなり、生活保護の申請をして、受給の開始となりました。
精神科での検査でADHD(不注意優勢)が認められ、その過程で軽度のうつ病とIQ132(WAIS-IV) も確認されました。

現在は、発達障碍の症状緩和のために服薬生活をしています。
基本的に体調が悪いですが、日々、頭と体の動く度合いと相談しながらその時できることに着手しています。

基本はずっと横になったまま活動しており、たまにある本当に何もできない日は睡眠薬を飲みながら動けるようになるまで寝ています。
逆に、ときどき、きらめくような調子の良い日があり(笑) その日には起き上がって、溜め込んだ掃除洗濯や労力の要る片付け等に対応しています。

そういう日や、そこまでではなくともある程度体調が安定している日には、強めの薬を服用して起き上がっての活動をするようにしています。

疲労の自覚や活動の加減が下手で、特に勢いがついて過集中に入ってしまうと空腹とトイレ以外のことがほぼ一切気にならなくなり、体調不良すら忘れてしまうので、その時動けるからといって調子を見誤ってやり過ぎてしまうと、翌数日間が寝込む日になります(笑)

でもできるときにやっておかないと、今日できたこと&分かったことが明日もできる&分かるとは限らないので……
悩ましいです。

そんな事を言っているこの記事も、書き始めてから完成するまで、気づけば15時間ほどが経ちます…………
明日の目覚めが恐ろしいです(笑)

15時間も何書いてんださすがにねーわ、って感じなのですが、
思考があっち行ったりこっち行ったり
集中できなかったり
姿勢の維持がしんどかったりで、
気がついたらやたらと時間が過ぎてしまいました……


心境

落ち込むまでの経緯を抜き出したので
なんだか悲しめの印象になっていますが、
合間合間で
『仕事タノシーーーーー!!』とか
『北海道住んでみたい!! 引っ越すぜー!! (fromTOKYO)』とか
『この環境サイコー!! メシUMEEEeeee』とかやってるんで

なんというか……
自分勝手かつ恵まれた人生を送っていると、思います……
人にも助けてもらいっぱなしなので…………

生活保護の開始から半年以上が過ぎてしまいましたが、正直今でも、わたしに本当に受給資格があるのか、分かりません。

発達障碍もうつ病も気の持ちようではないか、
わたしは役所も医者も騙しているだけなのではないか、
わたしを知っている人はみんなわたしのことを「優秀だ」と褒める、
中にはハッキリ「あなたは何でもできるじゃないですか、福祉を受けるような人じゃないでしょ?」と言ってきた人もいる、

だから本当は受給資格なんかなくて、
怠けているだけで、ごまかしているだけで、
いつかそれがバレて、保護が打ち切られて、
でも自分で生きていく力はやっぱりないから……
もしくは怠け者さが筋金入りだから、
そんな状況になってすらどうにもできなくて、
どうしようもなくなってしまう、

そんな日が来るんじゃないかということには、いつも怯えています。

頭も体も思うように動かないのですが、
それが本当なのか、怠けや甘えるための嘘をついているのに過ぎないのか、
わたし自身にももう、分からないです。

得意なこと、好きなことにはそれなりに自由に動けるので、なおのこと。

嘘ではなかったとしても、自業自得ではあるでしょ?
とも思うのです。

食生活は適当だし、運動はしないし、
健康に必要とされる要素を基本取り入れていない……
資産形成・将来設計も、まともに考えたことがない。
お金を稼ぐための方法も、教えてもらってもロクに試さない。

体調を崩したのは、上手く生きられなかったのは、自己責任なのでは?

なのにその尻拭いを、税金に、他人に、させるのか?

ということも、いつも考えてしまいます。

それでもまともに生活態度を改められず…………

だから、わたしが本当に欲しいのは、
生活保護制度ではなく、安楽死制度です。

社会的な目線としては、そんなものがあってはいけないと思うのですが、
個人的には、使いたくてたまらない、もう耐えられないという瞬間が少なくない頻度であって、
それは、生活保護制度を利用し始める前からのことです。

長期間の保護をするより、サクッと片付けた方がお金もかからなくて済むはずですしね。
なんてね。

制度に甘えず、ひとりでやれという話かもしれませんが…………

ごめんなさい、リアルにイメージして、実行の準備を進めていくとやっぱりとても怖くて、

『安楽死制度があればそっちを使うけど、
この国にはないから~
最終セーフティネットは生活保護だから~』

ということに、逃げてしまいます。



わたし自身が働いているときは、

『税金いっぱい払うぞ~ それで助かる人がいたらいいな!』と思っていたのですが (言うて大した額稼いではいなかったんですけれども)

そんな心境にはとてもなれない人、
苦しみと共に労働して
断腸の思いで納税してる人たちもたくさんいる、ということも、
一応は知っています。

『そういう人たちも納めているお金で、わたしは生き延びても良いのだろうか?』

という疑問を一応は抱えているので、

動画の

「ワケの分からない生活保護に僕の払った税金を使われたくない」というお話はどうしても刺さってしまい、

『彼の視点では、わたしも消えた方がいい一人なのだなあ』と、思うのでした。

「働けない人、再スタートに向かっている人は仕方がない」ともおっしゃってくださいましたが、

わたしが、“仕方のない人”だと、
わたし自身は、確信も主張もできないので。

……社会復帰……

自力で生活費を稼ぐことができるようになったとしても、
スピリチュアリストですよ。

(エンジニア業はもう適応できないと思っています。
また、もし他の手段で安定収入が得られるようになっても
スピリチュアル的な活動は続けるつもりでいます)

彼からしたら
消えた方がいい人員には変わりないのだなあと思うと……

社会的貢献度が高くて影響力も強くて、
そしてわたし自身が好意的に見ている人物であるとはいえ、
それでも1個人のただの意見に過ぎない……
そのことを分かっていても、

悲しく、切なくもなるのでした。



昔は上手く暮らせていたのに。
どこでボタンをかけ違えてしまったのだろう、どうしたら自分で稼いで生きていけたのだろうか?

ということを考えてみても、
どこからやり直したら“ちゃんと”生きていけたのか、どうしても分からないです。

本当は上手く暮らせていた頃なんてなくて、
どこまで過去に戻れたとしても
何度やり直しをできたとしても、
いずれこうなることは決まってたんじゃないかな、
多少時期がズレるだけで。

このようにしか思えない自分がいます。

エンジニアは、現状食いっぱぐれのない職業で、
うまく行かなくなったら転職することも簡単で、
もちろん仕事の中には難しさもあるのですが、
なんとかできそうだと思っていました。
子供の頃と違って、人間関係も上手くやっていけるようになりました。

生活力はないし、将来の見通しを立てることもできていない、きちんとした組織人としてやっていくのも苦手なわたしではあるけれど、
贅沢しなければ、なんとでもやっていけるだろう、
そう思っていました。

まさか、1番信頼していた“能力”が崩れて、
もう立て直せなくなる日が来るなんて、思っていませんでした。



生活保護受給者と一口に言ってもその内情は千差万別のはずで、
社会の枠組みに適応できなかった人が多いはずなので
本当にあらゆる人がいるのではないかと思いますが、

「人は生活が成り立たなくなることを恐れて
安定を目指すはずなのに、なぜ生活保護まで至ってしまう人がいるのか?」

という問いに対する、わたしの答えや情報は、このような感じです。


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