コース | ガッチリご相談 |
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対応内容 |
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対応の内容
今回のご相談は、女性からの「恋愛をしたいのに、男性が恐い」です。
まずは恐怖心の正体を浮き彫りにしようと思い、依頼者さんの潜在意識へいろいろ聞いてみました。
……が、「男性恐怖……?(゚д゚)」って感じで、どうもピンと来ないのです。
「恋愛が怖い」→ はい
「恋人を作るのに抵抗がある」→ はい
「それは恋愛への恐怖ゆえである」→ はい
「男性への恐怖ゆえである」→ いいえ
「男友達が怖い」→ いいえ
という感じで。
恋愛への抵抗は確かにあるようなんだけど、男性への恐怖……かな……?
『男の人、べつに怖くないですよね……?』とご本人に聞いてみても、
「いえ、男性恐怖なんです!」とのこと。
こりゃ問答では回答が得られそうにないなーと思い、
彼女が“男性”という存在をどう捉えているのか、潜在意識へ直接聞いてみることにしました。
そして伝わってきたのが、下記の情景です。
舞台はおそらく戦場。
瓦礫の上を歩きまわっている、土埃にまみれた迷彩服の若い男性がいます。
ライフル銃を手にしています。現在は危険のただ中ではないらしく、銃口は下げています。上官か、先輩か、目上の指示によって、瓦礫の除去、もしくは捜索のようなことをしています。
その様子は被災地を往く自衛隊のようにも見えますが、おそらくこの場面は過去のドイツなので、やはり戦時中でしょうね。過去生かもしれません。この若い男性は、ご相談者さんご自身です。
理不尽な指示や嫌がらせまがいの扱いをしてくる上官に対して、表面上は従いながらも心のなかで唾棄したいほど憎んでいます。
この男性は、上下関係の厳しすぎる男集団のやり取りに疲れながら、「女性の集団ならこんなじゃないのに」と思いました。
彼の中では、女性たちのイメージとして“輪になって楽しそうにケラケラ談笑している”がとても強く、そして明るく優しい黄色に輝いているのでした。
「男なんて馬鹿ばっかりじゃないか」
「自分も女性だったら、あんなふうに楽しく生きられたのに」
(゚д゚) ……
なるほど、どうも、
ご本人は“恐怖”だと捉えていらっしゃるけれど、
実際にはこの感情は“軽蔑”とか“憎悪”のようです。
……ということをストーリーと共にお伝えしたら、
「あああああ心当たりあります 高校生の頃に男子から馬鹿にされて、それで自分が恋愛するなんて……男の人が自分を受け入れてくれるわけない……みたいに怖くなってしまいました」とのお返事でした。
※傍から見て会話が繋がっていないですがw
過去生から今生へ問題を引きずると、大概、今生でも同じ想いを生み出す出来事に出会います。で、核心へ触れる物語を提示されたとき、こうやってフラッシュバックすることがあるのですな。「あれかーーー!!!」みたいな。
今回だと、重なるのは「どうせ男なんて……」という想いですね。
過去生(多分)の情景を聞いたことで、現世で同じ想いを抱え始めた場面を思い出したのでしょう。(実際に抱えたのは、もっと幼いころからかもしれないのですが、現時点で1番印象的な出来事)
これらを踏まえて、男性への恐怖心ではなく、
「男性に対する憎しみや断絶」の想いを浄化しました。
もちろん、「自分が恋愛するなんておこがましい」っていう想いもね!
施術者感想
「恐怖心と憎しみを勘違いすることなんてあるんだ、へーーー」という点が面白かった……と思うのは失礼かもしれませんがw
面白かったです。
自己防衛なんでしょうね。
同じ悪感情でも、
「男性が憎い」だと自分が悪いとも思えてしまうから、
「男性が怖い」に置き換えてしまったんじゃないかな。
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